リケンテクノス株式会社(東京都千代田区)は、ベトナムに位置する連結子会社であるRIKEN VIETNAM CO., LTD.が設立10周年を迎え、その記念式典を11月22日に開催しました。この式典には、ビンズオン省の関係者や日頃お世話になっている方々が多数参加し、成長を見守る紙刃士たちの祝福に包まれました。
今回の式典では、新たな塩化ビニル樹脂コンパウンドの生産設備の増強に関する竣工式も行われ、目標とするASEAN地域でのシェア拡大に向けて重要な一歩となりました。リケンテクノスグループは、特にASEAN市場を重点地域として位置づけており、さらなる拡大のためにタイや他国でも新工場の開設や生産ラインの増設を計画しています。
設立以来、リケンベトナムは着実な成長を遂げてきましたが、今回の設備投資は特に市場の成長が見込まれるベトナムでの需要に応えるために進められました。2021年からの計画が実を結び、2024年11月に新工場と倉庫の運営を開始する予定です。これにより、年間生産能力が約1.5倍に向上する見込みで、自動車用電線や一般電線用途のニーズへの対応も強化されます。
式典では、リケンテクノスの代表取締役社長執行役員である常盤和明氏が挨拶を行い、「この新工場・新ラインの増設は、リケンベトナムのさらなる飛躍の準備が整ったことを意味します。ASEAN地域での主要拠点として、リケンベトナムのさらなる成長を期待しています。」と意気込みを語りました。
続いて、リケンベトナムの代表取締役社長・東一宏氏も、「ベトナム市場のお客様に加え、海外のお客様との取引を拡大し、地域に貢献し続けながら、当社も共に成長を続けていきます。」と述べ、未来に向けた強い決意を表明しました。
リケンテクノスグループは、市場の需要動向に迅速に対応できる能力を持っており、各拠点との連携を強化しながら安定した生産および供給体制を構築しています。これにより、同社は今後も社会の発展に貢献し続けていく方針です。
今後のリケンベトナムの活躍が期待される中、ASEAN地域でのさらなる成長に向けた挑戦が始まります。同社は、ベトナム市場での需要に応え、地域社会とのシナジーを生むことを目指してさらなる発展を遂げていくことでしょう。
RIKEN VIETNAM CO., LTD.の概要
1. 設立: 2014年11月
2. 資本金: 20,000千米ドル
3. 本社・工場: ベトナムビンズオン省
4. 事業内容: 塩化ビニル樹脂成形材料の製造・販売