IDOM CaaS Technologyとナルネットが車両管理で提携、新サービス開始

IDOM CaaS Technologyとナルネットコミュニケーションズの車両管理協業

株式会社IDOMの関連会社であるIDOM CaaS Technologyとナルネットコミュニケーションズが車両管理と整備サービスの分野で新たな協業を開始しました。これは、新月額カーライフサービス「ノレル」と審査なしの「ノレルGO」に対する整備・メンテナンスのサポートをするもので、2023年9月1日から始まっています。

IDOM CaaS Technologyはカーリースやレンタカー、カーローンなどのCaaS（Car as a Service）事業を展開しており、その一環としてユーザーにとって利便性の高いサービスを提供しています。特に、この協業により対象となる車両のメンテナンスの一部をナルネットコミュニケーションズが担うことで、よりスムーズかつ適切なサービスが期待されています。

この新たなサービス展開にあたり、IDOM CaaS Technologyは独自の与信育成モデルやAIを利用した残価予測のロジックを採用しており、車の利用を今までアクセスできなかった層の人々にも広げるよう努めています。特に「ノレル」と「ノレルGO」は今後、急成長が見込まれる分野とされています。

ナルネットコミュニケーションズは、全国約11,700箇所の整備工場にネットワークを持っており、この豊富な整備データを利用してIDOM CaaS Technologyは予防整備を含む車両メンテナンスの質を向上させることができます。これにより、ユーザーは自宅近くの工場でサービスを受けることができ、転居時にも迅速に対応可能です。

今回の協業により、ナルネットコミュニケーションズは管理する車両の台数を3,000台から10,000台増加させる見込みです。また、両社は将来的に専用メンテナンスパックの開発や車両ワランティの導入など、さらに広範囲な協業についても協議を進めています。

顧客にとっての利便性を考慮し、整備が必要な際に忙しい合間を縫って整備工場に出向かずとも整備が受けられるよう、ユーザーフレンドリーな体験を提供することも視野に入れています。また、整備点検記録を英語化することで海外市場への輸出時の付加価値向上を目指し、その情報を車両の残価に反映させる新たなアイデアも検討されています。

両社は、モビリティ業界の効率化とカーボンニュートラル社会の実現に向けて、これまで以上に連携を深め、自動車の一生を適切に管理することに全力を尽くしています。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。