従業員体験とキャリア支援が育む未来のキャリア構築法
一般社団法人プロティアン・キャリア協会が主催したオンラインイベント「エンゲージメントを高める従業員体験(EX)とキャリア支援(CX)の実践」が話題になっています。本イベントでは、あまねキャリア株式会社のCEOである沢渡あまね氏を招き、キャリア開発における新たな視点が紹介されました。
イベントの背景と目的
このイベントは、従業員体験(EX)とキャリア支援(CX)の進化をテーマにしたものであり、特に企業の成長と従業員の満足度を両立させるための具体的なアプローチが取り上げられました。参加者は無料でアーカイブを視聴できるため、興味のある方には非常に充実した内容となっています。
パネリストと主な内容
メインスピーカーである沢渡氏は、彼の新著『EXジャーニー~良い人材を惹きつける従業員体験のつくりかた~』や、有山徹氏の新著『なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』を基に、EXとCXの重要性について語りました。
対談では、従業員が自身の役割を理解し、自発的にキャリアを育てられる環境を構築することが企業の成長に寄与するという核心が明らかにされました。沢渡氏は、「機械的なジョブローテーションが横行する今、組織は従業員に期待と役割を明確に伝えることが重要」と述べ、EXの強化が企業パフォーマンスに直結すると強調しました。
従業員体験の向上が企業に及ぼす影響
従業員体験を向上させることは、決して個々の労働者だけの利点ではなく、企業全体の成長にもつながります。従業員が持つ潜在的な能力を引き出し、組織の一体感を生むことで、結果的に企業の競争力が向上すると予測されています。
また、参加者の中には様々な世代が含まれており、キャリアと組織開発がいかにして相互に関係しているかが、多くの人々に新たな気づきをもたらしました。特に「川下り・越境・素潜り・寄り道」という概念は、柔軟性のある働き方を示しており、普段とは違った環境での経験が大切であることが再確認されました。
書籍の紹介
『EXジャーニー~良い人材を惹きつける従業員体験のつくりかた~』
この本では、優れた人材を確保するための従業員体験の重要性について詳しく述べられており、その具体的な方法論が提示されています。特に今の時代における人材確保の難しさと、EXの改善がどのように役立つかを解説しています。
『なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』
この書籍は、キャリアの選択肢が多様化する中で、自分にとっての「働く意味」を見つける手助けをする内容となっています。役立つ心構えや行動指針が分かりやすく紹介されています。
未来のキャリア形成に向けて
オンラインイベントを通じて、参加者は自分自身のキャリアについて考え直すきっかけを得ました。今後もプロティアン・キャリア協会は、キャリア自律支援と組織開発を結びつけ、より良い働き方を提案していくことが期待されています。また、次回のイベントも非常に注目されていますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
興味を持たれた方は、以下のリンクからアーカイブ視聴にお申し込みください。
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