浜名湖花フェスタ2015：130万人来場の花博からさらにスケールアップ！

浜名湖花フェスタ2015：春の浜名湖を彩る大規模イベント

2015年、浜名湖周辺は色とりどりの花々で埋め尽くされました。2014年に開催され、130万人もの来場者を集めた「浜名湖花博」の成功を受け、さらにパワーアップして開催されたのが「浜名湖花フェスタ2015」です。

浜松市をはじめとする浜名湖周辺地域を舞台に、3月1日から6月15日までの期間、華やかな春の風景が展開されました。開催エリアの拡大に加え、周辺の観光スポットとの連携を強化することで、地域全体が一体となって「春の浜名湖」を演出。観光客に、浜名湖の新たな魅力を届けることを目指した一大イベントでした。

多彩な花と魅力的な会場

静岡県は、ガーベラ生産量日本一を誇る花の産地。バラ、洋ラン、観葉植物など、多様な花卉が生産されています。県内には多くの花の名所があり、県内外から多くの観光客が訪れます。

本フェスタの主な会場となったのは、はままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパーク。はままつフラワーパークでは、桜とチューリップの庭園が見頃を迎え、華やかな春の景色が広がりました。一方、浜名湖ガーデンパークでは、バラのアーチが来場者を出迎えたほか、花の美術館も人気を集めました。

さらに、浜名湖周辺の27ヶ所の観光スポットもフェスタに協賛。これらスポットを巡ることで、浜名湖の魅力を多角的に楽しむことができました。

フェスタ期間中のイベント

浜名湖花フェスタ2015の期間中には、その他にも様々なイベントが開催されました。

440年以上の歴史を誇る浜松まつり

毎年100万人以上の観光客が訪れる「浜松まつり」は、440年以上の歴史を持つ凧揚げまつりを起源としています。期間中は、中田島砂丘での勇壮な凧揚げ合戦や、中心市街地での絢爛豪華な御殿屋台の曳き回しなどが行われ、多くの見物客を魅了しました。

食のイベント「家康楽市in浜松出世城」

「出世の街・浜松」をテーマにしたグルメイベント「家康楽市」も開催。浜松産の食材を使った料理が勢ぞろいし、三方ヶ原合戦をモチーフにした料理対決など、歴史にちなんだ企画も好評でした。特に、2015年は徳川家康公没後400年という節目の年でもあり、イベントはさらに盛り上がりました。

周辺スポットとグルメ

花フェスタを楽しむついでに立ち寄りたい周辺スポットとしては、「湖北五山」と呼ばれる5つの寺院が挙げられます。歴史を感じさせる建造物や、静寂な自然を堪能できます。大福寺では、「大福寺納豆」を使ったかりんとうみそまんが名物として人気でした。

また、地元の名産である三ヶ日みかんを使ったスイーツもおすすめです。三ヶ日みかんの濃厚な果汁を使ったソフトクリームや、香り高いみかんを使った最中などが、来場者の舌を満足させました。

新たな観光の取り組み

浜名湖地域の観光振興を目的として2014年に発足した「ぐるっと浜名湖ツーリズムセンター」は、多様なニーズに対応した観光体験を提供。カート体験やあゆのつかみ取り、新茶の摘み取り体験など、浜名湖エリアならではの体験型メニューが用意されました。

浜名湖花フェスタ2015は、花をテーマに、地域全体が一体となって取り組んだ一大イベントでした。花の美しさだけでなく、歴史、文化、食など、浜名湖の多様な魅力を体感できる機会となりました。