MAIAと日本マイクロソフトの新たな取り組み
株式会社MAIAは、日本マイクロソフトが提供する「Code; Without Barriers In Japan」と連携し、女性のデジタル人材育成を強化する新たなプログラムを開始しました。この取り組みは、特に生成AIスキルの習得を目的としており、女性が自分らしく働ける環境の整備を目指しています。
連携の背景
MAIAは、育児や介護の影響でキャリアを中断した女性や、非正規雇用からのキャリア変更を希望する方々に向けて、リスキリングの機会と就労支援を提供しています。自社の「でじたる女子プロジェクト」や、月額制のe-Learningプログラム「でじたる女子+」を通じて、RPAやSAP、IT基礎などのデジタルスキルを大学などに提供し、全国の25以上の自治体で、3,000名以上の女性がデジタルスキルを習得しています。
昨今、急速に進展している生成AI技術に伴い、企業では業務効率化や創造的業務の向上に向けたスキルが求められています。特に、時間や場所に縛られない働き方を希望する女性にとって、生成AIの技術は新たな専門性として注目されています。MAIAはこのスキルの習得環境の整備を急務と認識しています。
「Code; Without Barriers In Japan」とは
「Code; Without Barriers In Japan」は、日本国内における女性のための人材育成プログラムで、アジア太平洋地域で展開されている「Code; Without Barriers」を基にしています。このプログラムは、生成AIを始めとする先進技術の実践的スキルを提供し、様々な背景を持つ人材の再挑戦を支援することを目的としています。
連携内容
MAIAは「でじたる女子」人材に対して、以下のような具体的な支援を通じて生成AIスキルの習得を促進します。
1.
生成AI活用スキルの習得
MAIAは「でじたる女子」人材に「Code; Without Barriers In Japan」への参加機会を提供し、Microsoftの生成AIツール「Microsoft 365 Copilot」を使用する方法を学ぶことができます。
2.
共同イベントの開催
2025年7月以降、「でじたる女子」人材と「Code; Without Barriers In Japan」卒業生を対象に、生成AIの実務やキャリア開発に関するセミナーや座談会を開催予定です。
3.
コミュニティの統合
「Code; Without Barriers In Japan」の卒業生も「でじたる女子」コミュニティへの参加が可能となり、キャリアヒアリングを通じた業務委託やフリーランスとしての機会を得られます。情報はニュースレターやコミュニケーションツールを使って共有され、両者の交流が促進されます。
今後の展望
MAIAは、生成AIスキルを持つ女性人材のチャンスを拡大するため、パートナー企業との協力や新たな就労機会の創出に注力する計画です。「人材育成から実践、就労まで」を一貫して支援することで、女性の多様な働き方と企業のデジタルトランスフォーメーションの両立を目指します。
会社概要
MAIAは、「Co-Create the Future」というビジョンのもと、女性の活躍を支援し、地域に根ざした事業を展開しています。東京港区に本社を置き、2017年に設立。デジタル人材の育成を通じて、国や企業のデジタル化を推進しています。