管 啓次郎さんが語る「詩は生きることの役に立つ」
2025年2月22日、神戸のStage Felissimoにて開催される「神戸学校」に、詩人であり翻訳家でもある管啓次郎さんが登壇します。このイベントにおいて、彼は「詩はいつもそこにある」というテーマで、私たちに詩の必要性やその効用について語ります。
管啓次郎さんのプロフィール
管啓次郎さんは、明治大学の総合芸術系教授で、日本文学界の著名な文筆家の一人です。紀行エッセー『斜線の旅』で読売文学賞を受賞し、詩集『数と夕方』を含む多くの作品を発表しています。彼はまた、20カ国以上で招待され、朗読の機会を得てきました。最近では、初の小説集『ヘテロトピア集』を出版し、精力的に活動を展開しています。
日常にあふれる言葉への疑問
私たちの生活は、スマートフォンの普及により、様々な情報と言葉で満たされています。それは一見便利なものであるものの、効率を重視した内容が多く、短期的には役立ちますが、長い目で見れば忘れ去られるような言葉も少なくありません。そこで問われるのが、「詩の存在価値」です。
詩がもたらす豊かさ
管さんが語るように、「詩は生きることの役に立つ」とはどういうことでしょうか。彼は、自身の詩作がどのように影響を受けているかを掘り下げ、詩を通じてどんな感情や思考を得ることができるのか、私たちに問いかけます。普通の生活の中で感じる寄る辺のなさは、詩を通して和らげられる可能性があります。
イベントの詳細情報
このイベントは、神戸のStage Felissimoにて行われ、オンライン参加も可能です。参加費は一般1,200円、学生や複数人申し込みの場合は1,000円となります。また、オンライン参加の場合は500円で視聴でき、リアルタイムでの講演視聴のほか、見逃し配信も利用できます。
出席者が1,000人集まることで、管さんの詩集『数と夕方』を復刊するプロジェクトも進行中です。この機会に、詩の奥深さとその意義について考えるきっかけを得られることでしょう。
お申し込み
参加希望の方は、神戸学校のホームページから事前にお申し込みください。すべての座席は自由席で、参加料の一部は東日本大震災や令和6年能登半島地震への支援に用いられます。
まとめ
詩を通じた新しい視点や感情の発見は、私たちの生活を豊かにする力を秘めています。管啓次郎さんの講演を通じて、詩がもたらす意味と効用に触れる貴重な機会をお見逃しなく。