CockPit、Esforcoの営業事業を買収してさらなる成長を目指す
株式会社CockPitは、2025年5月1日から株式会社Esforcoのコンサルティング営業サービスを買収することを発表しました。この動きは、CockPitが掲げるBPO事業の成長戦略の一環です。CockPitは、非連続的な成長を目指すスタートアップとして、M&Aを通じて新たな人材や顧客基盤の獲得を狙っています。
BPO事業の拡大に向けた戦略
CockPitは、BPO事業を主軸に「1億2,000万人の月曜日を豊かに」というビジョンを実現するために取り組んでいます。これまで中堅から大手法人への支援を行っていましたが、Esforcoの営業支援事業を取り入れることで、より広範な法人層へのサービス提供が可能になります。成功した企業成長の秘訣として、M&Aは効率的で迅速なスケールアップを実現できる手段として注目されています。
業界全体の課題への対応
近年、BPO業界では稼働人員の確保が大きな課題とされています。しかし、CockPitはリファラル型の集客スキームを活用することで、この課題の解決を目指します。具体的には、高い能力を持つ営業マンを派遣し、企業の営業活動を支援することが焦点となっています。これにより、業界内での競争力を高め、クライアントの期待に応える体制を整えていくことが期待されます。
2025年度の目標
CockPitは、2023年度にBPO事業を本格化させ、今後の成長を見据えています。具体的には、2025年度においてBPO事業のみで15億円の売上を目指しており、さらなる人材の育成や新たなビジネスモデルの構築に取り組む予定です。今後はインサイドセールス部隊を中心に、ミドル層の供給にも注力し、企業の成長支援を続けていきます。
CockPit CEO 鯰江のビジョン
CockPitのCEOである鯰江氏は、AI革命が進行する現代において、営業領域での変革が求められていると強調します。特に、経営方針として「積極的投資」を掲げ、今後の成長を見据えた意思決定を行っています。営業活動においては、AIでは代替できない人間の強みを最大限に活かし、クライアントのニーズに応える姿勢を持ち続けることが重要です。
Esforcoとのシナジー
Esforcoの代表である稲井氏も、今回の事業譲渡に関しては鯰江氏のビジョンに共感していると述べています。営業の本質に向き合い、成果を支える仕組みを蓄積してきたEsforcoは、CockPitとの提携によって新たな価値を社会に提供していくことを目指します。顧客獲得や社員採用において、両社の強みを活かしたリファラル型の仕組みが、業界内でのシナジーを生むことでしょう。
CockPitの事業内容
CockPitは、リファラル型人材紹介に特化し、広告宣伝をせずに転職支援を行っています。代表的なサービスとしては、フリーランスの営業マンをクライアント企業に常駐させ、営業支援を行うBPO事業があります。これまでに210名を越える稼働者を抱えており、今後もその規模を拡大していく方針です。会社の理念である「1億2,000万人の月曜日を豊かにする」という目標に向けて、全社一丸となって活動を進めています。
会社概要
- - 会社名:株式会社CockPit
- - 所在地:東京都港区芝5丁目29-20 クロスオフィス三田6F
- - 設立:令和元年5月1日
- - 資本金:45,000,000円
- - 代表者:鯰江純樹
- - 事業内容:紹介制転職支援、業務委託・派遣事業、人材紹介立ち上げ事業、ITスクール事業、フリーランスエンジニア斡旋事業など
CockPitは、これからも企業の成長を支援するとともに、社員一人ひとりの生活改善に努め、両者にとってウィンウィンな関係を構築していく考えです。