カカオの未来
2022-01-13 12:40:00

エクアドルで日本人が拓くカカオの未来とアーストゥーバーの哲学

エクアドルでのカカオ革命



南米エクアドルは世界のカカオの発祥地とされており、特にファインフレーバーカカオの宝庫として知られています。この土地で日本人が新たなカカオの魅力を発信しているのが、高橋力榮氏がオーナーを務めるチョコレートブランド「ノエルベルデ」です。彼がエクアドルに渡ったのは約13年前。以来、現地のカカオ農家と連携を深め、新たなカカオの可能性を拓いてきました。

ノエルベルデの理念



「ノエルベルデ」という名前は、スペイン語で「グリーンサンタクロース」を意味します。このブランドは、『佳きものをはこぶ』という理念のもと、産地や作り手、買い手、社会、自然、そして未来をつなぎ、持続可能な取引を推進しています。高橋氏は、特に「レイズトレード」という概念を強調しており、この取引は関与する全ての人々が育ち合うことを目指しています。つまり、買って終わりではなく、その先にある持続可能な循環を意識しているのです。

フレーバーカカオの魅力



ノエルベルデでは、産地別のフレーバーカカオが楽しめることが大きな特徴です。リオ・エスメラルダス65%、パッハリート70%、チョネ70%の3種類では、それぞれスモーキー、フルーティー、ミルキーな風味が楽しめます。また、エクアドル苺ホワイトチョコレートなど、全体で10種類のラインナップが揃っています。これらは厳選された材料を使い、全てエクアドル産というこだわりです。

バレンタイン催事出店



ノエルベルデの製品は、様々なイベントでも販売されており、2022年のバレンタインシーズンには全国6か所の百貨店で催事出店を行いました。特に「サロン・デュ・ショコラ」などのイベントでは、幅広いファンを獲得しています。

持続可能な農業の実現



ノエルベルデが重視しているのは、健康な土壌作りと産地の持続可能性です。土からチョコレートバーまでの流れを意識した「アーストゥーバー」の考え方は、地域の生態系と密接に関わっています。健全な土壌が育むカカオ豆は、独自のフレーバーを引き出し、地球温暖化対策にも貢献します。このように、高橋氏は、環境に優しい農業技術を導入し、周囲の農家と共に成長することを目指しています。

農家との共生



ノエルベルデは、小規模農家との密接な関わりを通じて、価格の安定を図っています。過去には、カカオ豆の先物取引によって困難な状況に陥った農家も少なくありません。農業技術のサポートを行うことで、質の高いカカオの生産を後押しし、農家の意欲を高める活動を行っています。

未来への基盤



今後、高橋氏はエクアドル独自のファインフレーバーカカオを日本市場に届けるべく、技術のデータ化や農家とのつながりを強化していく考えです。民族を超えたつながりを大切にし、共に成長することで、真の持続可能な社会を実現していくことが重要と考えています。

まとめ



ノエルベルデの活動は、ただのビジネスにとどまらず、地域農家との共生や持続可能な農業に対する深い思いが込められています。高橋力榮氏の情熱を通じて、エクアドルのカカオが魅力的な形で日本に届く日を楽しみにしたいと思います。

会社情報

会社名
株式会社パートナーズ・ジャパンYAMATE
住所
東京都渋谷区富ヶ谷2-17-16-402
電話番号
03-3466-0026

関連リンク

サードペディア百科事典: カカオ ノエルベルデ レイズトレード

Wiki3: カカオ ノエルベルデ レイズトレード

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。