新しい研修プログラム「感謝と称賛」コースが始まる
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(通称JMAM)では、職場環境の心理的安全性を高め、エンゲージメントを向上させる新しい研修プログラム「感謝と称賛」コースの提供を2025年9月から開始します。このプログラムは、特に新入社員や若手社員、管理職向けに設計され、職場コミュニケーションの改善を図るものです。
1. 新しい課題解決のアプローチ
この研修が誕生した背景には、人材を資本として捉える企業経営が進む中で、従業員エンゲージメントや心理的安全性の向上が重要な経営課題として浮き彫りになっている現実があります。Gallup社の調査によると、日本における従業員エンゲージメントは僅か6%と、東アジアの平均18%、世界平均23%と比較すると極めて低い状況です。このデータは、日本の職場でエンゲージメントを高めるための根本的な解決策が求められていることを示しています。
このような現状の中、BIPROGY株式会社が実施した実証実験では、感謝と称賛が従業員エンゲージメントを向上させる効果があることが報告されています。JMAMはこれに早くから着目し、企業の課題解決を支援するために新たな研修プログラムを設計しました。
2. 研修プログラムの具体的内容と特徴
プログラムは、階層別に3つのコースに分かれています。まず、新入社員や若手社員向けの「感謝と称賛スキル」コースでは、ポジティブなコミュニケーションの実践を通じて、職場へのスムーズな定着を促進します。次に、リーダーや管理職向けの「感謝と称賛で動くマネジメント」コースでは、心理的安全性を高める手法と、部下のポジティブな行動を引き出す方法を学びます。最後に、内定者向けの「内定者のための感謝と称賛スキル」コースでは、将来の職場環境に対する不安を軽減し、働く意欲を高めることを目指しています。
3. 期待される効果
この研修を受講することで、企業は以下のようなメリットを得ることが期待されます。
- - エンゲージメントスコアの向上
- - 職場内のコミュニケーションの活性化
- - 管理職の心理的安全性マネジメント力の向上
- - 若手社員が自身の存在を実感し、やる気を持って業務に臨むようになる
また、プログラムは単なる一時的な研修ではなく、定量的なフィードバックを得るためのサーベイと連動し、実践の効果を継続的に測定する仕組みが導入されています。これにより、感謝と称賛文化を定着させ、持続可能な職場環境を構築することが可能となります。
4. 今後の展開
JMAMは、今後も新たな「感謝と称賛」コースの開発を進め、職場でのコミュニケーションとエンゲージメントの向上に寄与するプログラムラインナップの拡充を目指します。多様なニーズに応じたプログラムが今後さらに充実していくことを期待しましょう。
JMAMは、教育と研修を通じて一人ひとりの成長を支援し、より良い職場環境の実現を目指しています。詳細な情報は、
JMAM公式サイトをぜひご覧ください。