放射線治療AI「AIVOT」
2023-05-09 09:12:26

画期的な放射線治療AI「AIVOT」がWBSで紹介!東北大学発スタートアップが開発した革新的技術

画期的な放射線治療AI「AIVOT」がWBSで注目を集める



近年、増加の一途を辿るがん患者への対応が喫緊の課題となっています。特に、放射線治療は多くの患者にとって重要な治療法であり、その精度向上と効率化が強く求められています。そんな中、東北大学発のスタートアップ企業であるアイラト株式会社が開発したAI搭載放射線治療計画支援ソフトウェア「AIVOT(アイボット)」が、TV東京WBSにて取り上げられ、大きな注目を集めています。

AIVOTは、国内有数の医療機関の膨大な臨床データと独自のAI技術を融合することで、高精度な放射線治療計画の立案を支援します。従来の強度変調放射線治療(IMRT)では、治療計画の質にばらつきが生じるという課題がありましたが、AIVOTは、AIによる綿密な解析と最適化によって、この問題を解決します。

AIVOTがもたらすメリット

治療精度の向上: AIVOTは、国内ハイボリュームセンターの臨床知見を学習したAIを活用し、高品質な線量分布を提供することで、治療精度の大幅な向上を実現します。前立腺がん、頭頸部がん、肺がん、子宮頸がんなど、主要ながん種に対応しており、国内の主要な臨床プロトコル(JCOGなど)にも準拠しています。
医療現場の負担軽減: AIによる自動化によって、治療計画作成にかかる時間と労力を大幅に削減できます。これにより、医療従事者の負担を軽減し、より多くの患者への対応を可能にします。
医療費用の最適化: 人件費削減と診療報酬の効率化に貢献することで、医療費用の最適化にも繋がります。
教育ツールとしての活用: AIVOTは、IMRT治療計画の教育用ソフトウェアとしても利用可能です。医療従事者のスキル向上と人材育成に貢献します。

AIVOTの具体的な活用例

治療計画作成前の線量分布イメージ作成
国内ハイボリュームセンターの線量分布を参考とした計画作成
未熟な計画者による治療計画のダブルチェック
複数の計画者がいる施設における計画のばらつき低減

アイラト株式会社について

アイラト株式会社は、東北大学マテリアル・イノベーション・センター青葉山ガレージを拠点とするスタートアップ企業です。NEDOの支援を受け、東北大学や山梨大学との共同研究を通じて、AIVOTを開発しました。医療現場のニーズに応える革新的な放射線治療AIの開発・研究を続け、日本の医療の発展に貢献しています。

今後の展望

アイラト株式会社は、AIVOTの更なる機能向上と普及に努め、放射線治療の精度向上と医療現場の効率化に貢献していくと同時に、更なるAI技術の医療分野への応用にも積極的に取り組んでいくと発表しています。AIVOTは、日本の医療技術の進歩を象徴する存在として、今後ますます注目を集めるでしょう。

会社情報

会社名
アイラト株式会社
住所
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1 東北大学マテリアル・イノベーション・センター青葉山ガレージ内
電話番号

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