前立腺肥大症に特化した新薬「シロドシンOD錠」を明治グループが発売

明治グループの新薬、シロドシンOD錠の登場

最近、明治グループが「シロドシンOD錠2mg・4mg『Me』」を新たに発売しました。この新薬は、選択的α1A遮断薬として、前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善を目的としています。高齢化が進む日本において、前立腺肥大症は多くの人々が抱えている問題であり、より効果的な治療方法の提供が求められています。

シロドシンOD錠とは？

「シロドシンOD錠」は、特に排尿障害に悩む患者に対して開発された医薬品です。前立腺肥大による尿道の圧迫を緩和することで、尿の出がスムーズになるサポートを行います。シロドシンという成分がその主成分となっており、高い効果が期待されます。

明治グループの医薬品事業の背景

明治グループは、医薬品のセグメントで主に2つの会社、Meiji Seika ファルマ株式会社とMe ファルマ株式会社から成り立っています。Me ファルマは、生活習慣病の治療薬を中心に取り扱うジェネリック医薬品メーカーです。

「Meiji Seikaファルマ」は新薬の開発を担い、これに対して「Meファルマ」は、特に生活習慣病に関連するジェネリックを重点的に展開しています。この二つの会社による連携により、質の高い医薬品が病院や薬局に供給されるのです。

こだわりの製造プロセス

Me ファルマでは、医薬品の品質が特に重要視されています。そのため、安価で品質の良い医薬品を提供するために、インドのメドライク社と連携し、日本向けに専用ラインを設けています。このラインで生産された医薬品は、明治製薬の小田原工場で最終的な確認を受け、新薬と同等の品質管理基準で「明治クオリティ」が保たれているのです。