実家の相続問題
2026-09-16 13:20:15

実家の相続問題、家族での話し合いが進まない現状とそのリスク

実家の相続問題、家族での話し合いが進まない現状とそのリスク



親が所有する都内の居住用不動産を相続する際、40代から60代の男女の多くが家族間で具体的な話し合いを行っていないことが、みなとアセットマネジメントの調査で明らかになりました。調査の結果、都内の不動産相続に関して7割以上の人が実家の話題を切り出せない理由は、親の健康状態や相続というデリケートな話題の扱いに戸惑っているためです。

実際のところ、親世代の多くが日常生活に大きな支障をきたさず自立した生活を送っていますが、それゆえに将来の介護や相続についての話し合いが「まだ早い」と感じ、後回しにされがちです。調査によれば、実家の将来や相続について家族で話し合ったことがあると答えた人は、定期的に話題にするという25.3%に対し、過去に触れたことはあっても深く話せていない人は29.5%でした。また、今後までも話し合いの予定がないとする人も31.1%に上りました。

ここで注目したいのは、親との会話における実際の反応です。実家の話題を切り出した時に最も多かった反応は「現実的に受け止め、前向きに話し合いに応じてくれた」とのこと(52.8%)。これは、親側が話し合いにあまり抵抗を感じていないことを示しており、子世代からのコミュニケーションが重要だという現状を示唆しています。

兄弟や親族間での意見交換にも課題があることが調査でわかりました。「特に問題はなく、協力的に話し合えている」との回答が37.0%に対し、「誰が主導して進めるか、お互いに遠慮や様子見をしてしまう」が25.4%、「維持管理や手続きの手間・費用の負担について、押し付け合いになりがちである」が20.1%と、一定数が話し合いにおける課題を感じています。

具体的に、親の不動産の理想的な扱いについての調査では、38.7%が「親族の誰かがそのまま住み続ける」ことを望むと回答。他方で、「決めていない」との層が34.0%に上りました。これは、愛着や経済的な観点から希望が分かれていることを示しています。

さらに、重要なのは、親がもし認知症になった場合のリスクについての意識です。調査結果では、8割以上が認知症発症による実家売却不可のリスクを把握しておらず、成年後見制度についても詳細を知らない人が多いことがわかりました。これにより、将来に向けての備えが不十分であることが示されています。

このように、実家の将来に向けた話し合いは緊急の課題であり、子世代から日常的にコミュニケーションを図ることが急務です。今回の調査から見えてきた実態を受け、早期の対話を通じて相続問題や認知症対策を進めていくことの重要性を呼びかけたいと思います。今のうちから家族で意見を交わし、具体的な対策を考えることで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。


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会社情報

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みなとアセットマネジメント株式会社
住所
神奈川県川崎市川崎区駅前本町19-17第三草創ビル5F
電話番号
044-589-3926

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