freeeが金融サービス仲介業に登録、法人口座の新たな提供開始へ

freeeが金融サービス仲介業の登録を完了

フリー株式会社（以下、freee）は、2024年12月19日付で金融サービス仲介業の登録を果たしました。この新たなライセンスにより、同社はGMOあおぞらネット銀行と提携し、法人顧客向けの「フリー支店」口座の提供を2025年1月8日より開始します。この取り組みは、スモールビジネスを支援し、銀行口座開設の煩雑さを軽減することを目的としています。

スモールビジネスの支援を強化

freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に」というミッションを掲げており、これまでもスモールビジネス向けにバックオフィス業務のサポートを行ってきました。最近では、法人の設立件数が増加しており、その際の銀行口座開設のプロセスが課題となっていました。そこで、新たに金融サービス仲介業に参入したことで、オンライン上で簡単に銀行口座を開設できる環境が整いました。

法人口座の開設が簡単に

「freee会社設立」を利用すれば、会社設立手続きの際に自動的にGMOあおぞらネット銀行の「フリー支店」口座の開設申し込みもできます。これにより、企業が法人口座開設に必要な情報を一から再入力する必要がありません。さらに、一般的には会社設立後に口座開設を申し込むのが常ですが、freeeなら設立前からの申込が可能です。これは、定款認証などの期間を利用して、事前に口座開設を進めることができるため、ビジネスの開始をさらにスピーディーにする大きな利点です。

今後の展望

2025年1月以降は、「freee会計」からも「フリー支店」の口座開設申し込みができるようになり、進捗状況の確認も可能になります。

金融サービス仲介業の意義

金融サービス仲介業は、2020年に公布された法律に基づいて新設されたライセンスであり、個々の金融機関に所属しない特色を持っています。この仕組みを活用することで、利用者の視点に立った金融サービスを提供することが可能になります。具体的には、銀行などの融資や預金サービスを仲介する業務が含まれています。freeeの提供するサービスは、企業のニーズに応じた金融ソリューションの確立を目指しています。