古典作品への理解を深め、大学入試の点数を上げる!『大学入試 スキマ時間の暗記で差がつく 古文常識』
2024年7月1日(月)に株式会社KADOKAWAより発売された『大学入試 スキマ時間の暗記で差がつく 古文常識』(著者:隼坂しのぶ、漫画:F本)は、受験生だけでなく、大河ドラマ「光る君へ」ファンも楽しめる大人の教養書としても注目されています。
古文作品の世界では、当時の社会状況や生活習慣といった常識が、試験問題の文章の中では詳しく説明されません。この前提知識を知っているかどうかで、文章を読むスピードや理解度が大きく変わります。本書は、そんな古文常識を、イラストやマンガを効果的に用いて、視覚的に理解できるよう工夫されています。
古文常識を“見て”理解する!
古文常識は、単に単語や文法を覚えるだけでなく、当時の社会状況や文化を理解することが重要です。本書では、源氏物語や女房たちが書いた日記類など、古文作品に登場する場面を、イラストで分かりやすく解説することで、読者が当時の情景をイメージしやすくなっています。
例えば、内裏(だいり、うち)での出来事が頻繁に描かれる源氏物語では、部屋の名称である「桐壺」「弘徽殿」といった言葉が出てきます。本書では、内裏内の部屋の位置関係を図解することで、これらの言葉が実際にどのような場所を指しているのかが直感的に理解できるようになっています。
受験生だけでなく、大人の教養としても楽しめる!
本書は、受験生が効率的に古文常識を学べるだけでなく、古文の世界を深く理解したい大人にとっても興味深い内容となっています。
例えば、天皇の妻たちの部屋が、天皇の部屋(清涼殿)との位置関係でどのように配置されていたのか、当時の恋愛や結婚の慣習、服装や信仰など、様々なテーマが、豊富なイラストとともに解説されています。
古文が苦手な人でも安心!
本書の著者は、古文が苦手だった経験から、受験生が分かりやすく理解できる教材作りを目指しています。古文を「見る」ことで理解を深められるよう、工夫を凝らした内容となっています。
本書の内容
本書は、以下の3部構成になっています。
1.
常識パート: 古文常識をテーマ別に解説。天皇家、恋愛と結婚、服装、信仰など、22のテーマを取り上げ、各テーマに関連する用語や概念を詳しく説明します。
2.
頻出出典パート: 入試で頻出する10の出典をマンガとともに解説。マンガを読んだ後に、原文と解説をセットで理解することで、古文の力を着実に身につけられます。
3.
資料編: 文学史の重要事項をまとめ、入試対策に必要な知識を網羅しています。
寝る前5分のスキマ時間で、志望校合格に近づきましょう!
本書は、スキマ時間を有効活用したい受験生にとって、最適な参考書です。寝る前5分だけでも、古文常識を効率的に学べます。
著者のプロフィール
著者:隼坂しのぶ(はやさか しのぶ)
河合塾国語科講師。河合塾では難関大学講座を中心に担当。2024年現在、「早大古文」「ビジュアル古典常識」の実績には定評があり締切講座が多数ある。趣味は神社と蕎麦屋巡り。宝物は御朱印帳と自作の蕎麦猪口。
漫画:F本(えふもと)
北の大地の私立高校国語講師。学生時代はノートの片隅に落書きばかりしていたが、その趣味が高じて教材用の古典マンガを描くことを思い立つ。授業で使った古典マンガをpixivに載せていたことがきっかけで、今回の学習参考書への挿絵を描くことになった。
書誌詳細
書名:大学入試 スキマ時間の暗記で差がつく 古文常識
著者:隼坂しのぶ
漫画:F本
定価:1,320円(本体1,200円+税)
発売日:2024年7月1日(月)
判型:四六判
ページ数:192ページ
ISBN:978-4-04-606282-6
発行:株式会社KADOKAWA
出版書誌データベース本書ページ:https://www.books.or.jp/book-details/9784046062826