未来を切り拓く副業
2025-04-21 11:25:40

企業と個人が共に成長する未来を切り拓く相互副業実証実験

企業と個人が共に成長する未来を切り拓く相互副業実証実験



2025年1月から4月にかけて、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」が主催する相互副業実証実験が行われる。この取り組みは、企業や組織の成長を促す新しいモデルを模索しているもので、全国から48の企業と団体が参加している。この実験の主な目的は、個人が持つスキルを最大限に引き出し、ビジネス成長に資する業務提携を想定した「副業」(いわば異業種間の仕事の橋渡し)を通じて、実際にどのような効果が生じるかを評価することだ。

コンソーシアムの概要と目的


本コンソーシアムの設立背景は、企業間の人材リソースの相互活用によって、働く個人の主体的なキャリア形成が促進され、かつ企業の持続的な成長が実現することにある。参加企業は業種や業界を超えて集い、新たな経営戦略や人材戦略を協議し、実施していく。これまでには、相互副業の試験を行い、その成果をフィードバックするサイクルを重視している。

相互副業実証実験の具体的な内容


今回の第4弾の実証実験では、これまでの運用方法を見直して新たに「HiPro(ハイプロ)クローズドプラットフォーム」が活用される。このプラットフォームにより、副業案件の掲載や応募管理、副業希望者の情報収集が一元化され、運営が大幅に効率化される。これまでは各企業が独自に扱っていた情報を、プラットフォーム上で簡単に共有できるため、参加者の利便性が格段に向上した。

さらに、外部企業の参画も可能になり、より多様なスキルの交流が期待されている。2024年からプラットフォームの提供が開始されて以降、すでに28社から86の副業案件が提示され、190名の社員が応募。54件の案件で実際のマッチングが成立しており、実際に副業を行った人数は61名に達している。

副業による新たな価値創造


副業期間は約3カ月と定められており、この間に副業者がどれだけ成果を上げられるか、そしてそれが元の企業にもたらす影響を観察する。この取り組みの重要な点は、個人と組織の双方が成長できる環境を作り出すことにあり、具体的には副業を通じて得た経験が企業全体の知見や資源の蓄積につながる可能性があることだ。

未来への示唆


この実証実験によるデータは、参加企業の制度や環境改善にフィードバックされ、さらに広く公開される予定である。これにより、多くの企業が「キャリアオーナーシップ人材」の育成や副業制度の見直しを行い、新しい働き方を模索するための参考資料となることを期待している。今回の相互副業実証実験は、企業と個人の関係性を再考し、両者が犯すべき未来の「働く」の姿を豊かなものにするための一歩となるだろう。

今後もこのコンソーシアムが実施するさまざまな取り組みに注目していきたい。


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会社情報

会社名
パーソルキャリア株式会社
住所
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階
電話番号

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