株式会社淺沼組が全社員を対象にDXリテラシー研修を実施

株式会社淺沼組によるDXリテラシー研修の実施

大阪市に本社を構える株式会社淺沼組は、全社員約1,300人を対象にデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するための研修を実施することを発表しました。この研修は、株式会社SIGNATEが提供する「DXリテラシー人材育成プログラム」を活用して行われます。

DX推進の意義とプログラムの概要

株式会社淺沼組のDX推進は、中期3カ年計画の一環として掲げられており、この取り組みは企業の成長と競争力を高める重要な施策です。今回導入されるプログラムは、経済産業省およびIPA（情報処理推進機構）が策定した「DXリテラシー標準」に基づいており、デジタル時代に必要な知識とテクニックを身につけることを目指しています。

プログラムは、「Why」DXの必要性、「What」データと技術の理解、「How」その活用法に加えて、生成AIに関する知識も含まれています。これにより、社員はDXを自らの問題として捉え、主体的に行動する力を養うことが期待されています。

アセスメントによる個々の状態の可視化

研修の開始にあたっては、参加者全員にDXリテラシーに関するアセスメントが実施され、その結果をもとに個々の現状を可視化します。この手法により、受講者自身が自身の課題を認識し、自己改善のための具体的な学習に取り組むことが可能になります。

研修の実施内容と目的

今回の研修は2025年7月から同年12月までの期間で行われ、すべての社員が参加することになっています。全社的なDXリテラシーの向上を図り、DXに対する意識を醸成することがこの研修の主な目的です。また、アセスメントを活用した人材育成の取り組みも進められ、今後の会社のDX推進に繋げる狙いがあります。

ES化を見据えた取り組み

株式会社淺沼組は、業務の効率化や生産性の向上、意思決定の高度化、イノベーションの促進と顧客価値の向上を目指し、今後も持続可能な経営を求めた取り組みを続けていきます。変化の激しいビジネス環境において、社員一人一人のスキルアップが企業全体の成長につながることを信じて活動していく方針です。これにより、企業としての「より良い状態」へと進化し続けることが期待されています。

この取り組みは、淺沼組が掲げるスローガン『誇れる歴史がある創りたい未来がある』に則り、130年以上の歴史を誇る建設会社が新たな挑戦をする姿勢を如実に示しています。今後もリーダーシップを発揮しながら、積極的な改革を進めてまいります。