秋の訪れと共に体験したい熊野詣と御朱印巡りの魅力

和歌山県で開催中の「聖地リゾート！和歌山キャンペーン」は、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年を祝う特別企画です。秋のお出かけにも最適で、熊野三山を中心に歴史ある神社仏閣の特別拝観や記念御朱印を楽しむことができます。

特に注目すべきは、熊野本宮大社です。熊野古道の中辺路を歩くと、まず目に飛び込むのがこの大社。こちらの宝物殿では、国指定重要文化財の「鉄湯釜」など、歴史的な宝物を間近に見ることができます。特別拝観は毎週土日祝に行われており、大人300円、小学生から高校生は100円と手頃な料金で利用できます。更に、特別な思い出を残すために、公式サイトでの事前確認がオススメです。

続いて、熊野速玉大社では、特別展が開催されています。朱塗りの荘厳な社殿が訪れる人々を迎え、その背後には樹齢1000年を超える御神木がそびえ立っています。特別展では、室町時代の蒔絵手箱を含む1200点以上の国宝が並び、神秘的なエネルギーを感じることができ、ぜひとも訪れたいです。

また、熊野那智大社では、普段見ることのできない古神像や文書が特別公開されています。美しい朱塗りの社殿の先には、海を見下ろす高さ133mの那智の滝もあるため、自身の心の澄み具合を確認しながら訪れることができるでしょう。

さらに、那智山青岸渡寺では特別に瀧寶殿が開扉され、国指定重要文化財である「金剛界立体曼荼羅」をはじめ、50年ぶりの秘仏公開を実施中です。「秘仏御本尊結縁御開帳」も行われており、通常年に3回しか公開されない千手観音菩薩に近づくチャンスです。これらのアクティビティは、心の安らぎを得る貴重な体験となるでしょう。

また、藤白王子跡では趣深い講座が行われ、熊野信仰の知識を深めることができます。参加費用がたったの1000円で、鈴木飴のお土産も付いてくるのは嬉しいポイントですね。

加えて「熊野御幸ゆかりの御朱印めぐり」もおすすめの一環。京都・大阪を経由して熊野三山を巡る中で、特別な御朱印を集めることができるのです。この御朱印帳は各社寺で無料配布され、集めることで得られる特別な記念ステッカーは、訪問の記念になること間違いなしです。

このように、和歌山県の熊野地域では、秋のお出かけの締めくくりにぴったりな特別な体験が待っています。ぜひこの機会を逃さず、自身の心と向き合い、気づきと安らぎをもたらす旅に出かけてみてはいかがでしょうか？

具体的な実施期間は、各社寺によって異なるため、訪れる前に公式サイトでの確認をお忘れなく。特別な熊野詣や御朱印巡りが、皆様の秋の思い出の一部となることを願っています。