生成AIが描く次世代営業組織の未来とは?
2025年10月27日(月)、東京のANAインターコンチネンタルホテルで「Next Enablers 2025 Autumn」というカンファレンスが開催されます。このイベントは、amptalk株式会社が主催し、「生成AIが切り拓く、次世代の営業組織変革」をテーマにしています。このカンファレンスは、大企業における営業変革とセールスイネーブルメントを目的としたもので、参加者には500名以上の従業員を持つ企業からの部長職以上の方々が対象となります。
【背景とコンセプト】
近年、日本の営業組織はデジタル変革や人手不足、さらにはグローバル競争の影響により、労働生産性の向上が急務となっています。営業の世界では、業務の属人性とブラックボックス化が問題視され、デジタルツールの活用が進まない状況が続いています。これに対し、セールスイネーブルメントは、営業プロセス全体の改善と成果の最大化を図る手法として注目を集めています。
「Next Enablers」は、このセールスイネーブルメントに関する考え方を広めるために2023年にスタートし、これまでに3回のカンファレンスで延べ600名以上が参加しました。第4回目となる今回は、生成AIの進化がもたらす営業組織の変革について、先進企業の実績や組織のリアルな課題を多角的に分析していきます。
【生成AIの影響】
営業はこれまで、製造や物流などの他部門に比べ、業務設計やデジタル変革が遅れている“最後のブラックボックス”とされてきました。その背景には、営業活動が個々のスキルや人間関係に依存しているため、成功のプロセスが言語化されず、ノウハウが属人化してしまっている現実があります。このような状況において、生成AIの進化が注目されています。特に、ドメイン特化型のAIやオープンLLMの普及により、非構造化データの分析と構造化が可能になり、営業活動の可視化と改善が進む期待があります。実際、生成AIの導入による経済効果は主に「顧客対応」「マーケティング」「ソフトウェア開発」などの領域に集中しており、営業分野もその恩恵を受けることが見込まれています。
【カンファレンスの内容】
このカンファレンスでは、生成AIを起点に営業組織がどのように変わり、未来を目指していくべきかの議論が行われます。具体的には、先進企業での実例紹介や、組織変革における課題、効果的な意思決定のあり方などが取り上げられます。
特別対談として、富士通株式会社の執行役員が登場し、AI時代の営業革命について意見を交わします。また、2つのパネルディスカッションでは、AIが営業組織に根づく条件や、営業が本来すべき業務に専念できる組織の作り方について具体的な事例を交えて議論します。
【タイムテーブル】
- - 15:45 受付・開場
- - 16:20 オープニング
- - 16:30 特別対談
- - 17:30 パネルディスカッション①
- - 18:30 パネルディスカッション②
- - 19:40 懇親会
【参加方法】
参加希望者は無料ですが、事前申し込みが必要で、審査制となっています。主催者や協賛企業と競合する企業の場合、参加が制限される可能性があります。過去のカンファレンスでも多くの参加者に好評を得ており、今回も期待が寄せられています。 詳細は、特設サイトで確認できます。
【amptalk株式会社について】
amptalk株式会社は「人と人が向き合う時間を最大化する」をミッションに支持されている企業です。商談データを活用し、営業組織の健全な成長を目指す活動を行っています。今後の発展が期待される生成AIを駆使した営業改革の波に、ぜひ多くの企業が乗り出すことを願っています。