2024年卒新社会人の生活が分かる調査結果発表！満足度の変化は？

株式会社マイナビが2024年度新卒入社の社会人を対象に実施した「入社半年後調査」の結果が発表されました。この調査では、新社会人生活を反映する内容や、転職意向、満足度といった様々なデータが示されています。

新社会人の生活を象徴する漢字は「学」

調査によれば、2024年卒の新社会人が選ぶ入社後の生活を表す漢字一文字のトップは「学」で、前年の2位から順位を上げました。この結果には、さまざまなことを学び成長する姿勢や、初年度は多くの知識を吸収しなければならないという意識が反映されています。また、今年の就職活動においては「楽」という漢字が1位でしたが、社会人生活においては「学」が強く意識されていることが明らかになりました。

職場への満足度は18.6%向上

入社半年後の満足度については、18.6%の新社会人が勤務先への満足度が向上したと回答しました。前年よりも入社後の満足度が減少した割合は少ないものの、誕生した満足度向上の傾向があります。これには、インターンシップや仕事体験が影響していると考えられます。実際、入社前の企業理解が進むことで、リアリティショックが軽減されているようです。

インターンシップ参加者の満足度

今回の調査では、2024年卒の新社会人のほぼ半数、49.3%がインターンシップや仕事体験に参加していたことが明らかになりました。参加した方が満足度が高い傾向にあり、特に実務に近い体験をした人ほど、高い満足度を示しています。このことから、企業理解の深まりが現在の満足度につながっていると考えられます。

転職意向が過半数を占めるも前年より減少

新入社員の転職意向は54.2%と過半数を占めていますが、前年より3%減少しました。仕事に対する疲れや長時間労働が直接的な要因であり、仕事量が多いと感じる人も多いことが示されています。このような状況を示すデータが新社会人のキャリア形成に影響を与える可能性があります。

まとめ

今回の調査から、新社会人は自己成長を意識し、企業との関わりにも積極的に参加していることが読み取れます。また、リアリティショックを乗り越えた先には、より豊かなキャリア形成が期待されることでしょう。入社半年後の調査結果は、これからの彼らの職業人生を予見させるものであり、企業や関係者にとっても重要な指針となるでしょう。今後の更なる成長が楽しみです。