デジタルの力で医療課題を解決!仙台市がDigi田甲子園で準優勝
2023年3月13日、首相官邸において行われた第4回Digi田甲子園の表彰式で、仙台市が地方公共団体部門において準優勝を受賞しました。この取り組みは、地方公共団体や民間企業がデジタル技術を用いて地域の課題に取り組む事例を表彰するもので、特に優れた事例が選ばれます。
仙台市(市長: 郡 和子)およびNTT東日本(執行役員 宮城事業部長: 須藤 博史)が共同で応募したのは、『診療カーによるオンライン診療の推進』という画期的な取り組みです。仙台市では、医療アクセスに課題を抱える患者のもとへ、医療機器を搭載し看護師が乗車した診療カーを派遣し、遠隔での診察が実現されています。
医療現場における新たな試み
診療カーによるオンライン診療は、2023年11月30日から本格運用を開始する予定で、患者が自宅で安心して診療を受けられる環境を整えています。看護師が患者のそばにいることで、医師と患者間の距離が縮まり、対面に近い診察が可能に。これは、仙台市医師会や東北大学、NTT東日本などの産学官連携の成果でもあります。
この取り組みによって、仙台市は地域医療の課題解決に向けた一歩を踏み出しています。医療現場のデジタル化は進み、特に地方においてはアクセスの向上が求められる中で、診療カーの導入は大きな期待を集めています。
今後の展望
受賞を機に、今後さらにサービスの向上に努める意向を示した仙台市。医療機関と連携しながら、地域の特性を活かしたサービスの開発を進めることで、より多くの市民の健全な生活を支えることが目標です。
この診療カーの導入はあくまでスタートです。仙台市は、様々な医療現場のニーズに応え、患者一人ひとりが安心して医療サービスを受けられるようさらなる進化を目指し続けます。また、この試みは他の地域における医療のデジタル化のモデルケースとなることが期待されています。今後のサービス展開に目が離せません。
詳細情報や取組紹介は仙台市の公式ページやDigi田甲子園の特設サイトをご覧ください。