初のインサイトマネジメントクラウド「Centou」の導入事例
株式会社almaが提供するインサイトマネジメントクラウド「Centou」は、日本初のサービスとして金融業界で注目を集めている。この度、金融関連サービスを手掛けるマネーフォワードエックスが「Centou」を導入した事例が公開され、顧客インサイトに基づくプロダクト開発の進展が語られた。
「Centou」とは
「Centou」は、ユーザーインタビューや顧客サポートにおける顧客の声を一元管理するプラットフォームで、散在していたインタビューデータを集約し、プロダクト開発における意思決定を支える役割を果たしている。このツールを活用することで、企業は新規機能の開発時に必要な情報を簡単にアクセスできるようになり、質の高いプロダクト開発が可能になる。
マネーフォワードエックスの課題
マネーフォワードエックスは「ともに、金融をすべての人のそばに。」というミッションのもと、ユーザーインタビューの結果がさまざまな形式で散在していることが課題となっていた。過去のデータが整理されていないため、新機能の企画時に顧客ニーズを的確に把握することが困難で、意思決定が停滞することが多かったという。
Centouの導入とその効果
そこで、「Centou」の導入が決定された。具体的には、過去のユーザーインタビューをデータベースとして整理し、金融機関や個人ユーザーといったステークホルダーごとに分類。また、UXデザイナー以外のメンバーも日常的に利用できるようにし、全体で顧客理解を共有する環境を整備した結果、プロダクトの企画において「なんとなく」ではなく、ユーザーインサイトに基づいた明確な優先順位付けが可能になった。
導入後の成果
この新しいアプローチにより、マネーフォワードエックスは自社のプロダクト開発を加速させただけでなく、顧客理解の精度も飛躍的に向上した。さらに、「Centou」を活用した戦略的な意思決定が組織全体に広まり、採用活動においてもユーザー理解への取り組みを訴求する材料となった。例えば、導入企業の中には、毎月約300万円の開発コストが削減され、事業成長を達成した企業も存在する。
almaについて
「Centou」を開発した株式会社almaは、2018年に設立され、「DESIGN for ALL」をミッションに掲げている。同社は、デザインの裏側を発信・活用できるサービスの提供を通じて、ユーザー理解やチームでの議論を促進している。さまざまなプロダクトを展開する中で、今回はインサイトマネジメントクラウド「Centou」がその成果を示した。
最後に
「Centou」は、企業がユーザーインサイトを共有し、活用できるプラットフォームとして新たな可能性を感じさせる。マネーフォワードエックスの取り組みは、他の企業にもヒントを与えるだろう。顧客の声に耳を傾け、それを基にしたプロダクト開発が行えることで、より多くの企業が成長できる未来を期待したい。
詳細な事例やCentouについての情報は、
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