OSAJIの新たな挑戦
オサジ(OSAJI)は、日東電化工業株式会社、丸紅株式会社、ぐんま地域共創パートナーズ株式会社との資本提携を発表しました。この提携により、オサジは新たなブランド戦略を進めていく意向を示しています。その目標は、アジアを代表するブランドへ育て上げ、さらに世界で親しまれる存在になることです。
オサジのルーツ
オサジのブランド名は、江戸時代に大名や将軍に仕えた医師が薬を調合する際に使われた「お匙(おさじ)」に由来します。オサジは、皮膚が免疫を司る重要な器官であると認識し、スキンケアの役割は単なる美容にとどまるものではないと考えています。オサジは、国産植物原料や植物由来原料を使用し、アレルギーリスクの低い成分で製品を作ることで、健やかで美しい皮膚を保つためのライフスタイルを提案しています。
今後、フェイシャルやボディケア、ヘアケア、メイクアップ製品に加え、ホームフレグランス調香専門の店舗「kako-家香-」や、香り・食から心と身体の調和を目指す複合ショップを展開しています。これにより、より多くの顧客に対し、洗練された生活スタイルを提供し続けることを約束します。
資本提携の意義
この資本提携は、各社が持つ独自の強みを生かし、具体的には開発生産体制の強化や直営店出店の推進、さらには海外展開を加速させることを目的としています。特に、GRASPが持つ地域ネットワークを活用することで、地域企業や行政との連携を図りながら、地域産業の振興にも寄与することを目指しています。これを通じて、地域経済のモデルケースを構築することが期待されています。
ブランドの未来
オサジの代表取締役でありブランドディレクターの茂田正和さんは、2022年に迎えた5周年を機に、ブランドのあり方を改めて考え直しました。彼は「人と比較する美容から脱却し、一人ひとりの個性を大切にすることで、よりポジティブな精神に導く」という理念が、これからのOSAJIの核になると考えています。
丸紅との協議を重ね、「人に善いビジネス」を共に創造するという新たな可能性が見えてきたとのこと。それに加え、群馬県の資源を活かして化粧品原料の自給率を高め、地域のステークホルダーとの連携を深めることを目指しています。
新たな使命
提携の基本理念として掲げているのは以下の3項目です:
1. 次の100年続く根源的な商品品質と体験をもたらすブランドを確立する。
2. 日本の本質的なビジュアルセンスを世界へ発信する。
3. 社会全体にポジティブな影響を与え、関わる人々が誇りを持てる事業を追求する。
この取り組みは、単に経済成長を追求するものではなく、人々や社会を良くすることを目的としたものであり、その結果としてブランドの成長を実現することが期待されています。
梶田様(茂田)的な視点
茂田正和さんは、音楽業界から化粧品の開発者として活動を続ける中で、多くの知識を蓄えてきました。敏感肌にも配慮した安全性の高い製品作りの中で、顧客の五感を満たす重要性を学び、2017年にオサジを設立しました。
オサジはこれまで、クオリティ・オブ・ライフの向上に向けた取り組みを行い、今後もその姿勢を崩さず、持続可能な地域社会の実現へ向けて邁進していくことでしょう。
オサジの公式ウェブサイトでも、詳細な情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。
OSAJI公式サイト