健康経営実践研究会2024の開催
2024年6月20日、7月25日、9月19日、ティーペック株式会社と産業医科大学が共同で開催した「健康経営実践研究会2024」がオンラインで行われました。これは、健康経営を取り入れることで企業の成長を促進することを目的としており、今年で6回目を迎えます。
産業医科大学との連携
ティーペックは、1978年に設立された産業医科大学と連携し、企業が健康経営を効果的に実施するためのプログラムを展開しています。特に、健康経営のPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを可視化し、具体的な成果につなげるための知識とスキルを提供しています。
今年度の研究会には、富士通株式会社、株式会社ブルボン、小林製薬株式会社など、8社の企業が参加し、それぞれの戦略マップを提示する場面が設けられました。参加企業は、事前に準備した内容を発表し、森晃爾教授からのフィードバックを受けることで、自社の健康経営プログラムの見直しや改善点を見出しました。
ディスカッションとワークショップ
より深い理解を得るため、セミナーの後には小グループに分かれてのディスカッションも行われました。参加企業は、課題解決のための施策を整理し、具体的なモニタリング指標を考案することで、戦略的思考を促進しました。実施後のアンケートでは、多くの参加者が自社の進むべき方向性に自信を深めたと報告しています。
例として、「弊社がやろうとしている方向性は間違っていない確信が持てた」「健康経営プログラムとこれまでの戦略マップの見直しが図れた」といった声が挙げられ、具体的な施策のアイデアも出されました。また、他社の成功事例を学ぶための情報収集も行われ、参加企業同士でのネットワークが構築されるなどの成果もありました。このように、参加企業は互いに刺激し合い、さらなるステップアップに向けた知見を得ることができたようです。
次回の開催と期待
次回の「健康経営実践研究会2025」の開催も予定されており、健康経営の重要性はますます増していると言えるでしょう。これからもティーペックと産業医科大学の共同イニシアティブは、健康経営の普及を推進し、日本の企業がより健康で活力ある社会を目指す手助けをしていくことでしょう。
座長のプロフィール
森晃爾教授は、産業医科大学の産業生態科学研究所にて産業保健経営学の教授を務めており、産業医学分野での豊富な経験を持っています。1992年から産業医として活動を開始し、現在では日本産業衛生学会の理事長などを務め、健康経営の推進に貢献しています。
ティーペックの取り組み
ティーペックは1989年の設立以来、健康相談事業のパイオニアとして、医療資格者を有するコンタクトセンターを運営。メンタルカウンセリングや生活習慣病予防など、多岐にわたるサービスを展開しており、2017年から8年連続で健康経営優良法人「ホワイト500」に認定されています。このような取り組みが、企業の健康経営をサポートする一助となることでしょう。