大田区商店街連合会が地域共創プロジェクト第5弾をスタート
大田区商店街連合会(会長:相川英昭)は、地域の商店街と連携し、持続可能な発展に向けた取り組みを強化しています。これまでの実績を元に、「大田区商店街課題解決支援プロジェクト」の第5弾を開始しました。これは、2021年度から続けられているプロジェクトで、商店街の未来を描くためのビジョンの策定や、合併を円滑に進めるための制度設計を行い、地域の課題解決に取り組むものです。
プロジェクトの背景
大田区内では、商店街が直面する課題が年々多様化しています。特に、外部環境の変化や地域事情を背景に、商店街の合併や統合が現実的な選択肢として検討されています。商店街は地域コミュニティとして重要な存在ですが、運営や維持のための人材不足や組織の継承が大きなテーマとなっています。このような課題に直面している商店街の支援を目的とした本プロジェクトは、地域と副業人材のマッチングを通じて、新たな解決策を模索することを目指しています。
今年度の取り組み
今年度のプロジェクトの特徴は、個別の店舗ではなく、商店街そのものの組織課題に焦点を当てる点です。商店街が持つ団体としての合併や経営基盤の強化を目指し、以下の2つの領域での取り組みを進めます。
1.
ビジョン策定支援
商店街が未来を描くために、新たなビジョンを構想し、地域内での合意形成をサポートします。これにより、住民や商店の共創を促し、合併に対する理解も深めます。
2.
制度設計支援
合併に伴う彼らの事務機能や資産、規約の整理を行い、次世代につなげていく運営体制を構築する支援を実施します。
このように、商店街の未来を見据えた具体的な取り組みを進めることで、持続的な発展の基盤を築く狙いです。
地域共創の意義
副業人材を活用することで、地域のビジネス課題を克服するだけでなく、地域そのものの価値創造にも寄与できます。代表の田中みどり氏は、このプロジェクトが商店街という地域コミュニティの基盤強化に繋がるとし、各地域を支えながらかつ他地域へ展開可能な仕組みを模索しています。
大田区商店街連合会の事務局長河野玄氏も、商店街が抱える持続可能な運営と次世代への引き継ぎを重要なテーマとして掲げています。このプロジェクトを通じて、商店街の新しいビジョンを地域共同で考える機会として活用し、実際にモデルケースを構築して他の商店街への展開を視野に入れた取り組みに力を入れています。
募集概要
現在、本プロジェクトに参画する副業人材を募集中です。
- - 募集人数: 1名程度
- - 応募期間: 2025年9月5日(金)~9月17日(水)17:00まで
- - 選考期間: 2025年9月18日(木)~9月下旬
- - プロジェクト期間: 2025年10月1日(水)~2026年1月31日(土)(予定)
詳しい情報は
こちら。
このプロジェクトを通じて、大田区の商店街の未来がより良いものになることを期待しています。