企業と社員の絆を深める『理念共有部門』がホワイト企業アワードを受賞

ホワイト企業アワードとは

ホワイト企業アワードは、社員のワークライフバランスや理念の共有を促進する企業を表彰するイベントで、一般財団法人日本次世代企業普及機構、通称ホワイト財団が主催しています。近年、働き方を見直す企業の姿勢が注目される中、特に理念を共有し、従業員のエンゲージメント向上に貢献している企業の活躍が際立っています。今回発表された第12回ホワイト企業アワードでは、特に「理念共有部門」の受賞企業が選定されました。

第12回ホワイト企業アワードの呼びかけ

ホワイト企業アワードの受賞企業は、企業理念を日常業務に落とし込み、従業員がその理念を自分のものとして感じられる環境を整えている企業です。特に「理念共有部門」では、企業が掲げる価値観を職場の文化として根付かせる努力が評価されます。この部門で受賞した企業には、社会福祉法人かるべの郷福祉会と株式会社Euphonautsの2社が選出されました。

社会福祉法人かるべの郷福祉会の取り組み

社会福祉法人かるべの郷福祉会は、民営化に伴う経営理念の徹底を図り、職員の意識改革に成功しています。具体的には、毎日の業務分担表に理念を記入し、職員間でその意義を共有する取り組みを行っています。このように、理念を日常業務と関連づけ、定期的な会議を通じて理念の背景や具体例を伝えることで、職員全員が経営理念を自分の業務に結びつける環境が整えられています。この結果、職場の信頼関係が強化され、働きやすい環境が形成されています。

株式会社Euphonautsの先進的な文化

一方、株式会社Euphonautsは、社員が選択の自由を持ちながら、仕事と趣味を両立できる文化を推奨しています。「日本一多趣味な会社をつくる」というユニークなミッションのもと、選択制やキャリアアドバイザー制度、趣味活動の促進などを通じて、社員が活き活きと働ける環境を提供しています。こうした取り組みは、働きがいと働きやすさを両立させ、社員同士のポジティブな関係性を築くことに寄与しています。

イベント開催の詳細

第12回ホワイト企業アワードの表彰式は、2025年12月4日、東京の九段会館でハイブリッド形式で開催されます。従来のオフライン開催に加え、YouTube LIVEでの配信も予定されており、全国から参加が可能です。このイベントでは、受賞企業の表彰だけでなく、さまざまな企業の人材戦略や理念についての基調講演が行われます。特に新世代の若者に向けた雇用戦略がシェアされる予定です。

理念を体現する企業が目指す未来

ホワイト企業アワードは、企業理念が社員の働き方にどのように影響を与えるかを深掘りする場とも言えます。理念を適切に浸透させることで、企業と社員の心理的な安全性を高め、その結果として持続的な成長が可能になるのです。また、参加者にとっても最新の業界トレンドを吸収する貴重な機会となるため、企業への参加や視聴が期待されます。今後も理念共有に注力する企業の動向に注目が集まるでしょう。