ヘルステック企業マップ
2021-07-20 09:50:02
メプラジャパンが発表した東南アジアのヘルステック企業マップ2021年版の詳細
ヘルステック企業マップ2021年版の発表
メプラジャパンは、2021年版の「東南アジア・ヘルステック企業マップ」を公開しました。このマップには、東南アジア域内で活動する200社のヘルステック企業が載っており、疾病の予防や治療、介護等に取り組む企業が集合しています。現在、特に注目されているヘルステック業界は、テクノロジーを活用して医療に革新をもたらす新たなビジネスモデルを展開しています。
ヘルステックとは?
「ヘルステック」という用語は、HealthcareとTechnologyを組み合わせたものであり、健康に関する課題に対してデジタル技術によってソリューションを提供する企業やサービスを指します。近年、オンライン診療等の形で医療サービスのデジタル化が進む中、ヘルステック企業は急速に成長しており、特に東南アジア地域ではその傾向が顕著です。
東南アジアの現状
東南アジアは、約6億人以上の人口を抱える地域であり、経済成長により中間層が増加していますが、同時に医療の課題も山積しています。たとえば、人口1000人あたりの医師数は、日本が2.4人であるのに対し、タイは0.5人、インドネシアは0.2人といった状況で、医療従事者は不足しています。また、医療保障制度が整っていないため医療費の負担も大きく、多くの人々が適切な医療にアクセスできていません。
そんな中で、ヘルステック企業が成長を見せており、2020年にはこの分野への投資額が約268億円に達しました。特に新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン診療などの需要が高まり、ヘルステック企業への関心が増しています。
2021年版企業マップの特徴
今回のヘルステック企業マップには、遠隔診療や医薬品配送、デジタル治療、在宅医療など、全17カテゴリーにわたる企業が掲載されています。これまで以上に多くの企業が選ばれ、成長していることが強調されています。前回の86社から、今回はなんと倍の200社に増加しています。地域の医療の質を向上させるため、これらの企業はそれぞれの領域で活躍しているのです。
ウェビナーの開催について
また、8月4日には「アジア・ヘルステックトレンド2021」というテーマでウェビナーを開催することも発表されました。このウェビナーでは、マップに掲載された企業の動向やアジアにおける医療業界の未来について解説される予定です。海外の医療スタートアップCEOとも直接話し合う機会となり、定員は先着100名となっています。参加費は無料なので、興味がある方はぜひ申し込みを検討してみてください。
メプラジャパンについて
株式会社メプラジャパンは、医療ヘルスケア関連企業の海外展開や新事業の創出、オープンイノベーションを支援している会社です。東京に本社を構えながら、広範な調査とともに、医療業界における情報を提供しています。今後もこのような調査を通じて、多くの企業と連携し、医療の質の向上に寄与していくことでしょう。ヘルステック企業の成長が期待される中、今後の展開にも注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社メプラジャパン
- 住所
- 東京都中央区日本橋3丁目2番14号 新槇町ビル別館第一 2階
- 電話番号
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