AI技術によるSEO戦略の革新、CINCがKeywordmapで新機能を発表

CINCの新機能でSEO戦略を進化させる

株式会社CINC（東京都港区）が、自社開発のSEOツール「Keywordmap」に新機能を追加しました。この機能により、Google検索におけるAI Overviews（以下、AIOs）の出現状況を確認できるデータを提供し、企業のSEO戦略に革新をもたらします。

AIOsの出現状況に注目

2024年からGoogle検索においてAIOsのテスト導入が進む中で、検索体験の変化は企業のSEO戦略に影響を与えます。AIOsが表示されているキーワードでは、従来の自然検索結果のクリック率（CTR）やユーザーの行動に変化がある可能性が高く、そのためAIOs出現状況を把握することが重要になっています。これまでAIOsに関するデータ収集は、登録されたキーワードに基づくことが多く、全体の動向を掴むには限界がありました。

そこで、CINCはこの状況を打破するために、KeywordmapのクローラーをAIOsに対応させる改修に着手し、AIOsに適応したデータ基盤の整備を進めています。

新機能の概要

新たに追加された機能は、AIOs出現状況を収集したデータを提供するもので、これによりKeywordmapが保有する膨大な日本語キーワードに関して、AIOsの表示有無を確認できるようになりました。この機能は「サイトキーワード分析」内で追加設定をすることなく利用可能です。これはAIOs対応クローラー改修の初段階であり、さらなる機能拡張に向けた第1ステップとなります。

未来の展望

CINCでは、収集したAIOsデータを基に、高度な分析機能の提供を計画しています。これには、AIOsに表示されるテキストや引用リンクなどの詳細データの収集・提供、さらにはAIOsが表示された際の検索結果（SERPs）を視覚的に把握できる機能の提供が含まれています。

このようにして、AIOsの出現状況を指標の一つとして自社と競合の比較分析が一般的になることが期待されています。CINCは、AI時代のSEOに寄与するAIOsデータの提供環境を迅速に整備していきます。

Keywordmapの概要

「Keywordmap」は、膨大な数の検索結果や競合分析に基づいたキーワード選定、AIライティング、効果計測などを行い、SEOやコンテンツマーケティングを支援するツールです。2016年のリリース以来、様々な業種や規模の企業に利用されており、今後も多くの企業がデジタルマーケティングに活用することが期待されています。

URL: Keywordmap