新たな教育モデルの誕生
2025年9月8日、NTT東日本株式会社(本社:東京都新宿区)、米国のミネルバ大学、そして一般社団法人ミネルバジャパンとの三者は、次世代のグローバルリーダー育成を目的とした教育モデル構築のための連携協定を締結しました。この協定により、日本各地での実体験を通じて、生成AIや最先端のテクノロジーを活用した実践的な教育プログラムが開発されることになります。
現代社会の課題
今日の社会は、急速なグローバル化や地政学的リスク、さらには技術革新によって、複雑で不確実性の高い状況に直面しています。このような時代においては、単なる知識の習得を超えて、自ら課題を見つけ出し、他者と協力して解決策を見出す能力が必要されています。NTT東日本は「地域循環型社会の共創」を掲げ、地域課題を起点にした価値創造やテクノロジーの社会実装に取り組んでいます。
また、ミネルバ大学は多様な背景を持つ学生たちを受け入れ、2022年から4年連続で「世界で最も革新的な大学」とされています。彼らは4年間の学びの中で複数の国を訪れ、様々な現地企業やNPOと共同でプロジェクトに取り組む「ローテーションプログラム」を実施しています。
教育プログラムの詳細
今回の連携協定では、以下のような教育モデルの開発が目指されます。
1.
テクノロジーを活用した教育プログラムの共同開発
2.
地域滞在型の共同教育プログラムの設計
3. 共同教育プログラムの教育機関への提供
4. 地域振興を目的とした交流やまちづくりに関する取り組み
具体的な活動内容としては、NTT東日本の地域ネットワークやテクノロジーの知見と、ミネルバ大学の先端教育メソッドを融合させていくことが挙げられます。特に、ミネルバ大学の「Civic Projects」と呼ばれる実社会の課題に基づいた学習プロジェクトとの連携が重要な役割を果たします。
岩手県釜石市での実地学習
初回のプログラムは岩手県釜石市を舞台とし、防災や復興について深く学ぶ機会が提供される予定です。地域の方々と交流しながら、五感を使って学ぶことで、実感のある教育が実現されます。
今後の展望
この協定を通じて、全国の教育機関や自治体との連携を拡充し、日本全体を学びの場として活用し、グローバルに通用するリーダーの育成に寄与していくことが期待されています。生成AIを利用した新しい教育モデルの開発は、今後の教育分野における大きな革新となるでしょう。これからの展開に目が離せません。
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