株式会社Ariiによる事業承継の新たな動き
株式会社Arii(本社:東京都渋谷区、代表取締役:新井貴雄)は、株式会社エービス(本社:茨城県ひたちなか市、代表取締役:西野徳浩)から、株式会社ズンドコ商店の全株式を承継する契約を結んだことを発表しました。この決定は、エンターテインメント業界に特化した総合商社としてのAriiのポジションをさらに強化するものです。
ズンドコ商店は、エービスからトレーディングカードや玩具、駄菓子、レトロゲームの卸売・レンタル・小売を新設分割によって引き継いだ企業です。今後はAriiグループの一員として、ズンドコ商店の強みである店舗運営と仕入れネットワークを活かし、全国のホビーやレジャー市場に新しい価値を提供していく予定です。
事業承継の背景と目的
Ariiはエンタメ業界の総合商社として、多くの事業部門を擁しており、個人事業主から上場企業まで幅広い顧客にサービスを提供しています。ズンドコ商店の持つホビーや体験コンテンツの供給能力を取り入れることで、Ariiはファミリー向け商品のポートフォリオを豊かにし、既存取引先とのクロスセルを強化し、商業施設との関係を深めることが期待されています。
地域密着型の新しい店舗とイベントの展開
ズンドコ商店は北関東で「ズンドコ商店®」ブランドの店舗を6か所運営し、地域コミュニティと連携してイベントや縁日を開催しています。Ariiのネットワークとリソースを掛け合わせることにより、商業施設への新規出店や縁日イベントの開催が見込まれます。これにより、地域活性化にも寄与することが期待されています。
サステナブルな事業承継モデル
少子高齢化が進む中、地方の老舗ホビーや玩具企業は後継者不足に直面しています。AriiはM&Aや新設分割といった手段で、事業承継の新しいモデルを築いていく方針で、今回の承継をその第一歩と位置づけています。今後3年間で20件の事業承継を目指す計画です。
お二人の代表コメント
Ariiの新井貴雄代表は、「ズンドコ商店の持つ地域密着型の魅力を大切にしつつ、我々の商流とデジタルプラットフォームを結びつけることで、日本のホビーカルチャーを次の世代に引き継いでいきたい」と語っています。エービスの西野徳浩代表は、「Ariiグループに加わったことで、スタッフは新たな夢を描ける環境が整い、より楽しいお店を目指していきます」と期待を寄せています。
未来への展望
Ariiの目指す店舗展開は、2028年末までに関東エリアで最大数の駄菓子店を開設することを計画しており、地域の商業施設や自治体と連携した様々なイベントを開催するための取り組みも進めるでしょう。今後のスクリーンやレトロゲーム大会など、様々なイベントを通じて全国へ展開していく予定です。
会社概要
株式会社Arii
- - 所在地: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8
- - 設立: 2017年12月14日
- - 資本金: 2億123万9,000円
- - 事業内容: エンタメ・玩具業界に特化した商社事業
- - URL: arii.jp
株式会社エービス
- - 所在地: 〒311-1235 茨城県ひたちなか市田中後40-2
- - 設立: 1990年9月1日
- - 資本金: 1,000万円
- - 事業内容: 保有不動産の管理・賃貸
- - URL: avice.jp
株式会社ズンドコ商店
- - 所在地: 〒311-1235 茨城県ひたちなか市田中後40-2
- - 設立: 2025年7月1日
- - 資本金: 1,000万円
- - 事業内容: トレカ・玩具・駄菓子・レトロゲームの卸売/レンタル/小売
- - URL: zundoko.co.jp
事業承継における相談窓口
Ariiでは、エンターテイメントや余暇、娯楽の領域に関する事業承継を積極的に進めています。 事業の規模を問わず、前向きに検討が可能ですので、お気軽にご相談ください。
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