沖縄名護市に新たな複合施設が誕生
沖縄県名護市の21世紀の森公園で、新しい魅力を持つ複合施設の整備が進められています。この事業は、公共施設を民間企業が設置・管理する「Park-PFI制度」を活用しています。この新施設は、地域の特色を生かした飲食店や物販店、さらにはマリンアクティビティの拠点として、2026年3月以降に順次開業が予定されています。
地域活性化への期待
この複合施設は、名護湾沿岸基本計画に基づき、「誰もが”健幸”になれる海と陸のスポーツ&レクリエーション拠点」を実現することを目的としています。地元住民の公園の利用促進や観光客の誘致を図り、21世紀の森公園周辺エリアを中心とした地域の活性化を促進します。公園の整備だけではなく、イベント運営にも地域の人々が関与できるような取り組みが行われ、次世代に誇れる公園づくりが目指されています。
施設のゾーニング
この新しい複合施設は、以下の三つのゾーニングに分かれています:
1. ### ロードサイド&フォレストゾーン
国道からアクセスしやすいエリアで、緑豊かな「森の棟」を中心に地域の魅力を体験できる飲食店や物販店が設置される予定です。
2. ### ヒルトップゾーン
「丘の棟」が設置され、ウエディングや地域の子供たちのコンサートといった多様なイベントに対応できるスペースが整う予定です。
3. ### ビーチアクティビティゾーン
既存の施設と連携し、マリンアクティビティの拠点となる「海の棟」にはカフェやレストランも設けられ、訪れる人々が美しい海の眺めを楽しみながらリラックスできる空間を提供します。
このように、各ゾーンは相互に繋がりを持ち、公園全体で賑わいを創出することが期待されています。
名称決定の過程
新施設の名称は、地元の意見を反映させるために公募が行われることが決まっています。地域住民が自らの声を反映できるこの試みは、新しい施設への愛着を育むために重要なステップといえるでしょう。募集要項は後日発表されるとのことです。
事業の基本情報
この事業は「YAMBARU GATEWAY PARK」と名付けられ、名護市と基本協定が締結されています。設計及び施工を担当する企業は、名護市内の複数の地元企業であるため、地域の経済活性化にも寄与することが期待されます。
構成企業
- - 株式会社ゆがふホールディングス
- - 株式会社興設計
- - 株式会社屋部土建
- - 株式会社ゆがふファシリティ
これらの企業が協力し、沖縄の自然や文化を生かした新たな魅力スポットを創出することに力を入れているのです。また、2025年7月に新築工事がスタートし、2026年3月からは一部施設が供用される見込みです。
この新しい事業が成功し、名護市がより多くの人々にとって魅力的な場所となることを楽しみにしています。地域の活性化はもちろん、新しい魅力の発信地となることが期待されるこの複合施設から目が離せません。
興味のある方は、名護市の公式ウェブサイトでの情報もぜひチェックしてみてください。