2026年に実施された「お墓の購入」に関するアンケート調査が注目を浴びています。本調査は、全国の40歳から70歳の男女を対象に行われ、500名から集めたデータを基にしています。調査期間は2026年の2月1日から2月28日までで、インターネットを通じて収集されています。この調査を通じて、お墓購入に関する意識や利用ニーズが明確になりました。
まず、調査の結果から購入時の相談相手について見ていきましょう。最も多く選ばれたのは配偶者で、220件(44%)が夫や妻に相談するという結果でした。この傾向は60代から70代で特に顕著です。一方で、約34%の人々(172件)が「誰にも相談しない」と回答しており、自己判断での意思決定の傾向が伺えます。また、40代では父母への相談が相対的に多い傾向があります。さらに、生成AIの利用は全世代にわたって存在しながらも、その回答数はわずか7件と少数でした。
次に、相談するタイミングについて説明します。最も多かった回答は「家族が亡くなった時」で154件、つまり約31%の人がこの局面がきっかけでお墓を考え始めることが明らかになりました。一方で、176件(約35%)の回答者が「誰にも相談しないのでわからない」とし、計画的に終活に取り組む人はまだ少ないことが分かります。特に70代では、「自分が終活を始めた時」が相談のきっかけとして多く挙げられていますが、全体的には突発的な要因が強いことが特徴です。
さらに、購入検討のきっかけとしては、「新しい埋葬方法が気になる」という回答が86件と最も多く、全世代にわたり新しい埋葬スタイル、特に樹木葬や永代供養墓などへの関心が非常に高くなっています。このことから、従来の埋葬方法からの多様化が進行していることが伺えます。また、管理の負担やお葬式への参列がきっかけとなる場合もあり、特に70代では管理負担への配慮が見られました。
次に、参考にするメディアの傾向について触れます。霊園や寺院の公式HPが最も多く135件、次いで石材店のHPが134件でした。デジタルメディアに関してもポータルサイトやSNSなどが挙げられましたが、全体として公式情報源を重視する傾向が見て取れます。特に40代では生成AIが比較的多く利用されたとのことです。
この調査を通じて最も浮き彫りになったのは、購買意思決定の構造です。配偶者が主な相談相手となっている一方で、約30%の人が自己判断を選んでいることから、今後は自己判断型の啓発や、事前の終活サポートが求められるでしょう。樹木葬や永代供養墓など新しい埋葬方法に対する関心の高まりや、デジタル情報源の活用も無視できません。
最後に、全石協(全国石製品協同組合)では消費者が後悔しないよう、お墓や散骨に関する相談窓口を無料で提供しています。調査を元に、公式HPの強化やデジタル連携施策を検討し、消費者に正確な情報を届ける取り組みを続ける所存です。