食べログとOpenAIの新たな挑戦
業界大手の株式会社カカクコムが運営する人気のレストラン検索サービス「食べログ」が、最近、OpenAIのAIエージェント「Operator」に参画しました。この提携により、飲食店の検索や予約のプロセスがよりスムーズかつ効率的に進むことが期待されています。
「Operator」とは?
「Operator」は、ユーザーが指示を入力することで自動的にブラウザを操作し、様々なタスクをこなすことができるAIエージェントです。2025年1月23日、米国でリリースされたこのサービスは、食べログのような飲食店検索サイトの機能を直接利用することで、ユーザーの利便性を向上させています。
参加の背景
食べログは、日本における「Operator」のリサーチ・プレビューに初参加。これにより、特に国内の飲食業界において、AI技術を活用した新しいユーザー体験を提供することを目指しています。この提携は、食べログのサービス向上だけでなく、OpenAIにとっても重要なステップとなります。
具体的な利用方法
「Operator」上で食べログを指定し、飲食店の検索や予約を実行する手順は簡単です。例えば、ユーザーが「渋谷駅近くでディナーに最適なお店を見つけて」と入力します。すると、Operatorが自動でブラウザ上の情報をもとに、候補となる飲食店をリストアップ。ユーザーはその中から選ぶことができるのです。
次に、選んだお店での予約を行う場合、「このお店で予約して」と指示すると、Operatorが必要な操作を自動で行います。ただし、予約にはユーザーの手動でのログインと情報入力が求められ、AIはあくまで補助的な役割を果たす形となっています。
食べログの充実したサービス
食べログでは、2023年に発表したChatGPTプラグインや、モバイルオーダーサービスなど、今後もユーザーと飲食店の双方にとって便利な機能を拡充していく方針を掲げています。特に2024年には多言語対応のネット予約サービスも本格展開予定で、インバウンド対応を強化します。
現時点での食べログの掲載店舗数は約87万店、月間利用者数は1億人以上、総ページビューは約23億PVとなっており、その利用割合の中でもスマートフォンからのアクセスが約7400万人を占めています。
結論
新たなAIエージェント「Operator」との提携を通じて、食べログは飲食業界のデジタル化をさらに進めることになるでしょう。ユーザーにとってこの取り組みがどのように利便性を向上させるのか、今後の展開に期待が寄せられています。
より詳しい情報については、食べログの公式サイトやOpenAIのウェブページをチェックしてください。
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