「シン・オートコール」受賞
2025-05-23 12:20:48

安全性向上を目指す自動音声配信システム「シン・オートコール」が技術賞受賞

自動音声一斉配信システム「シン・オートコール」の受賞



自動音声一斉配信システムである「シン・オートコール」が、2024年度の地域安全学会技術賞を受賞しました。このシステムは、株式会社NTT DXパートナーから開発され、特に地域の安全性向上に寄与することを目的としています。この受賞は、技術の価値と社会的貢献が認められた結果といえるでしょう。

「シン・オートコール」とは



「シン・オートコール」は、クラウド技術やAIを活用し、「電話」という既存のインフラを有効に利用することで構成されています。このシステムは特に防災に役立つように設計されており、災害発生時や緊急時に迅速かつ効果的に住民に情報を伝えることが可能です。導入の初めは岩手県陸前高田市で行われ、それ以降、全国各地への普及を進めています。

受賞に当たり、NTT DXパートナーのシニアインベンターである鈴木巧氏は、自社の技術が地域社会に大きく寄与していることを誇りに思うとともに、地域の防災意識向上に役立てられることに感謝の意を表明しました。鈴木氏が所属するNTT東日本では、このシステムの社会実装を進めており、地域のニーズに応じた柔軟な対応を目指しています。

地域との協力を深める



このシステムは単なる防災用の道具ではなく、地域性を反映した情報伝達手段として進化しています。会では、防災の専門家や地域の実務者たちが定期的に集まり、地域の安全問題について意見を交わしています。これにより、住民の防災意識が高まり、システムの導入が進む好循環が生まれています。

更に、シン・オートコールは単独での運用にとどまらず、地域ごとの特性に応じてカスタマイズできる機能も持っています。これにより、保護者の見守りサービスや日常的な情報提供にも活用され、より多くの市民に寄り添ったシステムとしての評価を得ています。

今後の展望



今後もNTT DXパートナーは、地域と連携しながら「シン・オートコール」の進化を進める方針です。地域の安心・安全を確保するためのデジタルトランスフォーメーションに寄与することを目指しています。これにより、誰しもが取り残されることのない安全な地域社会の実現を目指し、システムの普及を図る計画です。

地域住民の意見を反映した開発を通じて、シン・オートコールはますます多様化し、地域が抱えるさまざまな課題にも柔軟に対応できるようになります。地域の安全を守るためのシステムとして、さらなる技術革新が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社NTT DXパートナー
住所
東京都新宿区西新宿3-19-2NTT東日本本社ビル9F
電話番号

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