持続可能な未来を目指す『Zeroboard for batteries』が再び経済産業省に採択

企業の持続可能な未来を支える技術

東京都港区に本社を置く株式会社ゼロボードは、サステナビリティ経営の支援を目指して、自動車製造業界および蓄電池製造関連企業向けの「Zeroboard for batteries（ゼロボードフォーバッテリーズ）」を開発し、注目を集めています。この本ソリューションが、経済産業省による一般社団法人低炭素投資促進機構（GIO）の実証・支援事業において、初回公募から4期連続で採択されたことは、企業の環境意識が高まる中、特筆すべき成果と言えるでしょう。

４期連続の採択

令和7年度の実証事業では、初回の2023年9月から続いて、2024年4月、8月、そして今回の最新の採択が決定しました。ゼロボードの持つシステムは、経済産業省が推進する「Ouranos Ecosystem（ウラノス・エコシステム）」と連携し、サプライチェーンにおける透明性の向上を図っています。特に、今回の公募ではカーボンフットプリント（CFP）の算定機能に加え、サプライチェーンの人権、環境、デュー・ディリジェンス（DD）に関する連携アプリケーションの機能強化も見込まれています。

データ連携の重要性と背景

電動車の普及が加速する中、使用済み車両や蓄電池のリユース・リサイクルに関するルールが各国で整備されています。この背景には、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、環境負荷の軽減が求められていることがあります。ゼロボードの実証事業では、サプライチェーンに基づくデータ連携を通じて、蓄電池のCFPや人権・環境DDに関する情報を集め、セキュリティを保ちながらも第三者と共有できる仕組みを構築することが目指されています。

自動車業界の企業からの反響

ゼロボードは、すでに自動車OEMや複数のバッテリーメーカーから受注を受けており、その成功が今後の拡大に繋がることが期待されています。企業のサステナビリティ経営に関するニーズは高まり続けており、ゼロボードの提供するソリューションはそのニーズに応えるものであります。また、2025年3月には、自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センターからの正式な認証も取得。さらなる信頼性が求められる中で、迅速かつ効果的なサービスを提供する体制が整いつつあります。

これからの取り組み

今後、ゼロボードは蓄電池リサイクルのCFP算定を進めるとともに、自動車ライフサイクルアセスメント（LCA）にも取り組む予定です。サステナビリティの重要性が叫ばれる中、企業は自らの責任を真剣に考える必要があります。このような状況の中で、ゼロボードが示す取組みは、企業のサステナブルな未来を切り開く鍵となるでしょう。

結局のところ、環境への配慮はもはや選択肢ではなく必須となっています。ゼロボードが持つ「Zeroboard for batteries」は、サステナビリティ経営を支援し、未来を担う企業の成長を後押しする重要なツールとなることが期待されます。私たちも、持続可能な未来に向けた取り組みに注目し、応援していきたいと思います。