朝日酒造がジン市場参入
2024-09-12 19:22:32

新潟の朝日酒造が蒸留酒事業に挑戦、ジン市場へ参入

新潟の朝日酒造が新たな挑戦に乗り出す



新潟県長岡市に本社を置く朝日酒造株式会社は、2030年に迎える創業200周年を前に、蒸留酒事業に新規参入することを発表しました。この度の取り組みは「次の100年を見据えた新たな挑戦」と位置付けられており、2024年9月12日には、自社敷地内に建設中の『越路蒸留所』での竣工式が予定されています。

ジンへの挑戦



流行が続くジン市場への進出は、国内外での成長が見込まれるためです。ジンはその製法の自由度が高く、独自の表現が可能なため、朝日酒造にとって新たな可能性が広がることになります。地元の米農家との持続的な関係を基に、米を活用したジンづくりも視野に入れており、地域貢献を目指した新しい事業展開です。

新商品名には、代表銘柄の「久保田」を冠した「KUBOTAGIN」が選ばれ、国際展開も視野に入れた英文字表記が採用されています。そのコンセプトは「自然とのつながり」であり、四季の風景や香りを通して、くつろぎと癒しの時間を提供することを目指しています。

高品質な飲み味の追求



「KUBOTAGIN」は、価格やデザインにもこだわり抜いた商品。清々しいジンの香り、繊細でまろやかな味わいが特徴です。16種類のボタニカルを使い、それぞれを個別蒸留して作る原酒を最適な割合でブレンドする手間をかけることで、香味の多様性と独自の世界観を表現しています。

主要なボタニカルには、ジュニパーベリーやコリアンダーシードに加え、里山の自然をイメージした香りが全部で16種類存在します。製品の見た目にも配慮がなされ、水面や木立を思わせるデザインとなっています。そのため、日常の中で特別な時間を演出する一品となるでしょう。

クラウドファンディングによる応援



この新しい挑戦を後押しする形で、クラウドファンディングも開始しています。支援は9月末まで受け付けており、今後の物流に期待が寄せられています。2024年10月下旬からのリターン発送も予定されているため、多くの人々がこのプロジェクトに参加できる機会があるといえるでしょう。

越路蒸留所の概要



越路蒸留所は、580.74㎡の広さを持ち、最新鋭の蒸留器を2台設置しています。年間約9万本を製造する能力を持ち、その運営も地元の雇用創出に寄与することになります。朝日酒造の強い想いが込められた新たな拠点は、地域の特性を活かした製品の製造を実現する場として期待されています。

朝日酒造の歴史とポリシー



1830年に創業した朝日酒造は、170年を超える歴史を持つ酒造会社です。地域の農家と協力し、米作りや酒造りの技術を進化させてきた実績があります。すべての工程で品質を重視し、消費者に喜ばれる製品を作り続けてきた企業だからこそ、今回の新事業展開にも大きな期待が集まっています。

朝日酒造の挑戦は、単なる新規参入にとどまらず、地域貢献を重視した、深い思考が見えるプロジェクトです。これからの展開が楽しみです。


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会社情報

会社名
朝日酒造株式会社
住所
新潟県長岡市朝日880-1
電話番号
0258-92-3181

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