日鉄興和不動産、シドニーでの大規模住宅開発プロジェクトに参加

日鉄興和不動産がオーストラリアシドニーに新たな展望を開く

日鉄興和不動産株式会社は、オーストラリア・シドニーにおける大規模複合開発「175 Liverpool Street」プロジェクトに参画しました。このプロジェクトは、最大300戸の住宅を含むものであり、2031年の完成が予定されています。予想される総売上は約250億豪ドル、これは日本円にすると約2400億円相当です。

175 Liverpool Streetプロジェクトの特徴

「175 Liverpool Street」は、シドニーCBDの中心に位置する非常に魅力的なプロジェクトです。この開発は、既存のオフィスビルを高層住宅に建て替える再開発計画として進行します。プロジェクトの周囲には、オーストラリアの象徴ともいえるオペラハウスや、国最古の公園「Hyde Park」が広がっており、気持ちの良い環境が整っています。

このプロジェクトの最大の魅力は、そのロケーションの良さです。オーストラリアの主要な不動産デベロッパーであるLendleaseとの共同事業により、シドニーCBD南部における大規模住宅開発が実現します。周辺には商業施設が集まるため、居住インフラも充実しており、市民が快適に暮らせる環境が整っています。この立地は、Museum駅から徒歩約1分の距離で、バスやメトロ、ライトレールの各駅も10分以内でアクセスできるため、非常に便利です。

オーストラリアの住宅市場の必要性

オーストラリアは経済成長が安定しており、人口の増加が続いています。そのため、住宅市場の需要は高まっており、供給不足が深刻化しています。日鉄興和不動産は、「人と向き合い、街をつくる。」という企業理念のもと、これまで築いてきた高級賃貸住宅や分譲住宅開発の経験を生かし、シドニーにおける住宅開発に挑んでいます。

開発の詳細

「175 Liverpool Street」では、地上37階および35階建ての2棟のタワーレジデンスが開発されます。住宅は1ベッドから4ベッド、さらにはペントハウスを含め、最大300戸の供給が予定されています。また、低層階には約2000㎡のオフィスおよびリテール区画も設けられ地域住民にとっても利便性の高い施設となるでしょう。

このプロジェクトの事業は、Lendlease、三菱地所株式会社、日鉄興和不動産の三社によって推進され、シェアはそれぞれ16.6％、33.3％、50.1％。2029年から本体工事が着工し、2031年に竣工予定です。