ミマキエンジニアリング、環境配慮の新UVインク「ELH」「ELS」を発表
ミマキエンジニアリング、新世代UVインクを発表
株式会社ミマキエンジニアリングは、次世代のUV硬化型インク「ELH」と「ELS」を開発し、2025年度より販売を開始することを発表しました。この新しい製品は、環境負荷の軽減と作業者の健康に配慮した特長を持っています。
背景とニーズ
近年、全世界で環境保護に対する関心が高まっています。特に欧州では、REACH規制が強化され、SVHCやCMR物質を含む製品には厳しい規制が求められています。これに伴い、業界全体で「SVHCフリー」の製品が急務となっています。ミマキエンジニアリングは、持続可能な社会を目指す中で、これらのニーズに応えるために新しいUVインクの開発を進めてきました。
ELHとELSの特長
1. SVHC・CMRフリー
今回発表された「ELH」と「ELS」は、SVHCおよびCMR物質を一切含まない処方を実現しました。この取り組みにより、作業者の健康リスクの低減に寄与し、安心して使用できる環境を提供します。さらに、世界基準の安全規格に適合しており、地球環境にも配慮した製品です。
2. 低臭気
従来のUVインクと比較して、臭気を約30%低減しました。これにより、作業環境が快適になり、長時間の作業でもストレスが軽減されます。快適な環境は、従業員の生産性向上にもつながるでしょう。
3. 高い機能性
「ELH」は従来のLH-100と同等の高耐擦過性を持ち、「ELS」は柔軟性が求められる用途に対応。すでに同社のプリンタを使用している顧客もスムーズにインクを切り替えることができ、その信頼性を保障します。
技術革新への取り組み
ミマキエンジニアリングは、「新しさと違い」を企業ビジョンに掲げ、常に技術革新を追求しています。これにより、顧客に対して独自の技術を使って美しい表現を提供し、価値の高いビジュアルコミュニケーションを実現しています。新UVインクの導入は、その一環として位置付けられています。
まとめ
「ELH」および「ELS」は、持続可能な未来を目指す中で、作業者の健康を守り、環境にも優しい製品として期待されています。2025年6月以降には販売が開始され、多くの業界での活用が見込まれます。全面的な業界対応が進む中、ミマキエンジニアリングは、環境に配慮した製品を通じて、顧客のものづくりを支援することを目指します。
会社概要
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタやカッティングプロッタ、3Dプリンタとその関連製品を手掛ける企業で、サイングラフィックス、工業製品、テキスタイル・アパレルに向けたソリューションを提供しています。さらなる詳細は、公式ウェブサイトにてご覧いただけます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ミマキエンジニアリング
- 住所
- 長野県東御市滋野乙2182-3本社・牧家工場3階
- 電話番号
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0268-64-2281