新たな時代のチームビルディング法を紹介する新刊「ビジョンのつくり方」

組織の未来を見据えたビジョンづくりの新刊が登場

2023年11月15日、翔泳社から『正解がない時代のビジョンのつくり方「自分たちらしさ」から始めるチームビルディング』がリリースされます。本書は、共創デザインを実践する株式会社グラグリッドが、これまでの経験を元にビジョンの策定方法を整理したものです。この本は、特に現在の多様化した社会において、組織がどのように共通のビジョンを持つべきかに真剣に取り組むためのガイドとなるでしょう。

本書に込められたメッセージ

著者の三澤直加さんは、10年以上の間に大小さまざまな組織のビジョンを築くお手伝いをしてきました。その中で「ビジョンが浸透しない理由」や、今後の時代に適した具体的な方法論とツールを示唆しています。この本を通じて、組織が一体感を持ち、共に未来を創造するための実践的な手法が学べます。

書の構成と特徴

本書では、ビジョンづくりを6つのステップに分けて解説します。具体的には、以下の内容が含まれています。
1. 自分たちらしさを探る - 各組織の独自性を深く理解するために、自身の価値観や文化を探求します。
2. 未来の社会像を描く - 将来的な社会のビジョンを具体的にイメージし、組織の役割を考えます。
3. 自分たちの役割を見つける - 組織が社会の中で果たすべき役割を明確にします。
4. 未来の風景を描写する - 理想的な未来の姿を視覚的に描き出し、共有します。
5. 夢を語り合う - 組織メンバー間で未来のビジョンを語り合い、理解を深めます。
6. 柔軟にアップデートする - 実践しながらビジョンを進化させていきます。

さらに、終章では「共創する社会」に目を向け、付録ではビジョンづくりの計画を立てるためのシートも用意されています。また、著者が開発した15種類のテンプレートから、自身の課題解決に応じたビジョンマップを選択できるという点も本書の魅力の一つです。

誰がこの本を手に取るべきか

本書は、組織のビジョンを明確にし共感を生むことに関心があるマネジメント層や、新規事業のプロジェクトリーダー、DX推進の担当者、さらには新しい製品やサービスの開発に携わるチームメンバーにとって、非常に有益な内容となっています。これを読むことで、組織の結束を高め、共通の目的に向かって進む力が育てられるでしょう。