業務提携の新展開
2024-12-23 10:26:23

株式会社ウェルモとトリニティ・テクノロジーが業務提携、新たな社会課題解決へ

企業の連携が生む未来の安心



日本が直面する超高齢社会において、株式会社ウェルモ(福岡)とトリニティ・テクノロジー株式会社(東京)が業務提携契約を結び、革新的なケアテックソリューションを共同開発することになりました。

提携の背景



2020年の時点で日本には約630万人の認知症患者がおり、この数字は2050年には1,000万人を超えると予測されています。認知症が進行することで、資産が凍結状態になり、本人やその家族に多大な負担をかける問題が顕在化しています。その結果、2030年には国民資産の約10%が認知症患者によって保持され、経済にも深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。これらの問題を解決するため、両社は強みを活かしながら取り組みを進めていくことを決定しました。

連携するサービスの内容



合同での取り組みでは、ウェルモの「ミルモネット」とトリニティ・テクノロジーの「おやとこ」といったプラットフォームを統合し、高齢者やその家族に対する包括的なサポートを提供します。「ミルモネット」は介護事業者と利用者のマッチングを行う地域資源情報プラットフォームであり、将来的にはIoTを用いた見守りサービスの拡張が計画されています。一方、「おやとこ」は高齢者の資産管理や生前対策を支援するサービスで、家族が資産凍結のリスクを回避できるサポートを行うものです。

このように、両社が連携することで、介護現場から日常生活にまで及ぶ幅広い課題に迅速に対応し、高齢者が安心して暮らせる環境を整備していくことが期待されています。

企業の声



ウェルモの代表取締役会長兼社長、鹿野佑介氏は「トリニティ・テクノロジー様との提携を通じて、社会課題である認知症に関する資産凍結問題に対して包括的な解決策を提供できると確信しています。協力を通じて、介護現場での負担軽減や、利用者の安心感を向上させることを目指していきます」と述べています。

また、トリニティ・テクノロジー株式会社の代表取締役、磨 和寛氏も「ウェルモ様との提携により、認知症の家族が持つ幅広い生前対策ニーズに応えていきます。お互いの強みを活かし、エイジテック領域の発展に貢献してまいります」とコメントしています。

未来に向けて



今回の提携により、両社はケアテック領域での新サービスや機能の共同開発を進めていく予定です。特に、認知症による資産凍結リスク対策に加え、在宅介護のためのデジタルソリューションの整備を目指しています。これにより、超高齢化が進む日本における様々なニーズに応え、持続可能な未来を築く基盤を築いていくとしています。

企業概要



ウェルモは介護業界向けのDXソリューションを提供し、地域の介護リソースを網羅した「ミルモネット」を運営。トリニティ・テクノロジーは、財産管理と承継のインフラを提供することで高齢社会における課題解決に取り組んでいます。

双方の協力により、新たな社会的インパクトを生むことが期待されるこの提携は、今後の動向に大きな注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社ウェルモ
住所
福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11
電話番号
03-6205-7308

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