Z世代の「ぬい活」が新たなトレンドに！楽しみ方と実態を探る

Z世代の「ぬい活」が新たなトレンドに！

最近、特に若い世代の間で「ぬい活」という言葉が広まりつつあります。「ぬい活」とは、ぬいぐるみを楽しむ活動のことで、推しのキャラクターやお気に入りのぬいぐるみをお出かけの際に連れて行く文化を指します。この現象は、日本全国で特に15～24歳の若者の間に広がっており、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの調査によれば、なんと8割以上のZ世代が「ぬい活」を経験しているとの結果が出ました。

ぬい活の定義と現状

「ぬい活」は元々「ぬいぐるみ活動」として知られ、2017年ごろからファンの間でその名が使われるようになりました。今ではシブヤ109 lab.の調査によって得られたデータを基に、「ぬい活」の楽しみ方に多様性が見えてきました。調査結果によると、最も多くの人が経験している活動は「バッグにつける」(約59.4%)、次いで「日常的に持ち歩く」(39.4%)、さらに「一緒に写真を撮る」(37.9%)という内容です。

特にここ最近、ぬいぐるみをバッグに付けて出かけるスタイルが流行し、SNS上でもその姿を多く見かけるようになりました。このようなトレンドはSHIBUYA109 lab.が実施したトレンド予測でも確認されており、2024年以降も「ぬい活」の人気は続く見込みです。

「ぬい」をお出かけに連れていく文化

Z世代の「ぬい活」には2つの楽しみ方があり、一つは「推し活」として公式ぬいを楽しむこと、もう一つは「ファッションの一部」として取り入れるスタイルです。それによって、若者たちは自分のファッションコーディネートにとって欠かせない存在として「ぬい」を意識的に選ぶようになっています。

驚くことに、Z世代の中で「ぬい」を連れて行く際の決め手は「特になし」が44.5%に達し、次いで「場所との相性」(35.8%)や「洋服との相性」(18.7%)など、意外にも自由なスタンスが伺える結果になっています。「ふり向き界隈」といったムーブメントも生まれ、SNSでの共有を楽しむ様子も見て取れます。

Z世代にとっての「ぬい」の存在意義

「ぬい」という存在はZ世代にとってどのようなものなのでしょうか。73.0%の回答者が「ぬい」を「お守りのような感覚」と表現しており、多くの人が癒しやコミュニケーションの手段として位置付けています。「ぬい」を通じて他者との距離を調整しながら、さりげなく自分の好きを分かち合うことが、Z世代の特性とも言えるでしょう。また、33.6%が「ぬいを人格化している」との回答もあり、彼らにとって「ぬい」はただの物ではなく、支えとなる存在になっている様子がうかがえます。

おわりに

Z世代が享受する「ぬい活」は、ファッションからコミュニケーション、心理的な支えとしての役割を果たしており、その多面性が新たなトレンドを生み出す要因となっています。SHIBUYA109 lab.は今後もこの風潮を注視し、若者文化の進化に寄与していくことでしょう。あなたも身近な「ぬい」と共に、日常を特別なものに変えてみませんか？