メラノックス社が発表したVMware ESXi 5.1対応SR-IOVドライバの驚異的性能とは

メラノックステクノロジーズ社は、2012年9月13日にVMware ESXi 5.1に対応するSR-IOV(シングルルートI/Oバーチャリゼーション)ドライバを発表しました。これにより、日本国内の仮想化市場への拡販を本格化させることを目指しています。

この新しいドライバは、FDR 56Gb/s InfiniBandおよび10/40ギガビットEthernetに対応しており、11月の提供を予定しています。これにより、メラノックスのインターコネクトソリューションが仮想マシン(VM)に優れた性能をもたらします。具体的には、VMごとに最大48Gb/sのバンド幅を安定的に提供し、インターコネクトレイテンシーを僅か2マイクロ秒まで短縮することが可能になります。

メラノックス社のConnectX®-3 56Gb/sホストアダプタとSwitchX® 56Gb/sスイッチシステムとの組み合わせにより、仮想化データセンターやクラウドコンピューティング環境におけるI/Oボトルネックが解消され、消費電力の大幅な削減が実現します。さらに、ケーブリングの簡素化も図られ、データセンターへの投資対効果が最大限に引き出されるのです。

この新しい技術により、エンドユーザーはVMware ESXi 5.1上での仮想化データセンターにおいて、I/O負荷の高いエンタープライズアプリケーションをスムーズに実行できるようになります。また、従来のオペレーティングシステム環境に匹敵するパフォーマンスを確保することができます。結果として、企業のIT管理者は、これまで以上に効率的でコスト効果の高いインフラを活かし、ビジネスのパフォーマンスを向上させられるのです。

メラノックスのデータセンターソリューション部門の副社長であるヤーロン・ハヴィヴ氏は、「私たちは、VMware ESXi 5.1向けのSR-IOV対応ドライバを最初に提供することで、仮想化環境においてもアプリケーション性能を妥協なく実現できるよう支援します」と述べています。さらに、コスト削減と管理の簡素化を実現し、データセンターインフラへの投資からの最大限の収益を確保できることを強調しました。

新しいI/O仮想化ソリューションでは、CPUのオーバーヘッドを最小限に抑えるためにハードウェアオフロード技術が導入されています。これにより、アプリケーションでより多くのCPUリソースが利用可能となります。さらに、マルチテナント環境ではVM間でのハードウェアベースのI/Oアイソレーション機能により、QoSの向上とセキュリティ強化が図られます。すべての管理はvCenterからプラグインモジュールを介して行えるため、より効率的に運用できます。

メラノックステクノロジーズ社は1999年に設立され、サニーベール(米国カリフォルニア州)とヨクニアム(イスラエル)に本社を構えており、InfiniBandとEthernetを用いたエンドツーエンドの接続ソリューションを提供しています。データセンターのパフォーマンス最適化を実現し、高い対費用効果を持つソリューションを世界中の市場に提供しています。お役立ち情報は、メラノックス社のオフィシャルウェブサイトで確認することができます。

会社情報

会社名
メラノックス テクノロジーズジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-22-45KDX西新宿ビル1階
電話番号
03-5937-3116

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