パナソニックとCumulocityの協業開始
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は、ドイツのCumulocity GmbH(以下、Cumulocity社)との協業を発表しました。この取り組みは、今後のIoTソリューションの提供を目指しており、特に製造業界に焦点を当てたものです。
協業の目的と背景
近年、企業はデジタル化にますます注力しています。パナソニックISは、グループ内での豊富な経験とノウハウを活用し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与してきました。また、IoTを用いて現場データの可視化や活用が求められる中、Cumulocity社との協力に踏み切りました。
多くの企業が納品する製品をIoT化し、さらに遠隔サポートや顧客体験の向上を図るニーズが高まっている中で、Cumulocity社の力強いプラットフォームを取り入れることが、協業の重要なポイントとなっています。
Cumulocityプラットフォームの特長
Cumulocityプラットフォームは、デバイスやセンサーとの接続、IoTアプリケーションの開発、データの分析において高い柔軟性を提供します。このプラットフォームは、エッジ、クラウド、オンサイトのいずれでも運用可能で、顧客のニーズに応じた迅速な開発を実現します。
また、Cumulocityはアナリストからも評価されているオープンなプラットフォームで、企業が市場に適応し、新しいチャレンジを迅速に受け入れられるようサポート。その結果として、開発や運用コストの削減が期待されています。
さらに、プラットフォームに搭載されたリアルタイムのストリーミング分析機能により、AIや機械学習の導入が容易になるため、将来性あるデジタルサービスへと繋がります。
今後の取り組み
Cumulocity社とパナソニックISは、この協業を通じて、各種製造業向けにソリューションを提供していく予定です。具体的には、Cumulocityプラットフォームの導入から運用までをサポートし、製造業の顧客におけるIoT化を伴ったビジネスの変革を推進していくことを目指しています。
Cumulocity社とパナソニックISについて
Cumulocity社は2012年に設立され、産業用IoTプラットフォームのリーダーとして、企業のデジタルサービスの迅速な市場投入を助けています。一方、パナソニックISは、パナソニックグループのIT中核企業として、製造業を中心に高付加価値のシステムやサービスを提供しています。
この新たな協業が、日本国内外の企業におけるIoT活用を一層進めることを期待しています。今後の展開が楽しみです。