ユニファとMIXIが資本業務提携を発表
最近、ユニファ株式会社が株式会社MIXIとの資本業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、ユニファの「ルクミーフォト」とMIXIの「家族アルバム みてね」とのサービス連携が強化され、保育施設で撮影された子どもたちの写真を活用して、家族間のコミュニケーションを活発にすると共に、家族の幸せを広げることを目指しています。
提携の背景
両社の提携は、子育てや保育に関する様々な社会課題を解決しようとする共通の目標から生まれました。ユニファはIoTやAIを駆使して、保育現場の業務負担を軽減する「ルクミー」というサービスを展開しており、2024年8月時点で20,000件以上で利用されています。一方で、MIXIの「みてね」は、親たちが撮影した子どもの思い出を招待した家族とだけ共有できるアプリで、国内外で2,000万人を超えるユーザーに支持されています。
両社は、それぞれのサービスの強みを活かし、子どもたちの写真をシンプルに家族と共有できる仕組みを見出しました。これにより、保育施設でのあたたかい瞬間を多くの家族に届けることが可能になります。
具体的な連携内容
1. 新たな「ルクミー みてねプラン」の提供
2024年10月から、ルクミーを未導入の保育施設に対し、「ルクミーフォト」を無料で提供する「ルクミー みてねプラン」が始まります。このプランにより、多くの施設が手軽に「ルクミーフォト」を利用できるようになります。また、撮影した写真は保護者に簡単に提供できるため、コミュニケーションが円滑になるでしょう。
2. 写真の自動連携機能
2025年1月以降、保育施設で撮影された子どもの写真が自動で「みてね」に連携される機能が実装される予定です。これにより、保護者は保育現場での特別な瞬間をスムーズに受け取り、全家族で楽しむことができます。さらに、「みてね」では「ルクミーフォト」で購入した写真データの毎月11枚の無料プリントサービスも提供されるとのことです。これによって、デジタルだけでなくアナログでも思い出を形に残すことができ、家族の絆をより深める手助けとなるでしょう。
業務提携開始キャンペーン
提携の興奮に伴い、両社は共同プロモーションを行う計画です。2024年9月からは「ルクミー みてねプラン」に新規加入する保育施設に対して、年間6回の無料カメラマン派遣キャンペーンが実施されます。多くの保育施設がこのチャンスを生かすことで、これまで以上に豊かな児童記録を残すことが実現します。
両社のビジョン
ユニファのCEO、土岐氏は「こどもたちのコミュニケーションを豊かにすることが、家族の幸せに直結する」と語り、MIXIの上級執行役員、笠原氏も「保護者が保育施設での子供の活動を知るための架け橋として、このサービスが期待されている」と強調しています。この提携によって生まれる新しい価値は、家族の絆やコミュニケーションをより強固にしてくれることでしょう。両社のさらなる発展に期待が寄せられます。