新製品「U-4SR」登場
2025-11-05 13:35:58

放送用屋外カメラの新たな可能性を拓く「U-4SR」登場

キヤノンが開発した放送用屋外カメラシステム「U-4SR」は、長年にわたり放送業界を支えてきた「U-4」シリーズの一つとして、2025年11月5日より受注をスタートします。「U-4」シリーズは、1986年に初めて登場し、多くの放送局において天気予報や災害時の報道映像制作に欠かせない存在となっています。

今回の新製品「U-4SR」は、既存の「U-4R II」や「U-4SP II」と比べ、いくつかの性能面での改善が見受けられます。特に、パン・チルト動作性能の向上が顕著で、この性能が最大2倍となる20°/秒に達しています。このことにより、低速から高速までの多様な動作が可能となり、風景や航空機の離着陸シーンなど、さまざまな映像を高精細に収めることができます。また、動作速度はコントローラーのジョイスティック操作に応じて変化するため、運用する側の自由度も増します。

さらに、「U-4SR」は耐環境性能にも優れています。防じん・防水規格「IP56」に適合し、悪天候下でも安心して使用できる設計です。構造はメンテナンス用の開閉機構を持ち、耐重塩害塗装を施しているため、特に屋外での使用に適しています。このような構造でも、電気機器内への異物侵入を防ぐ特性がありますので、安全で持続的な使用が期待されます。

また、「U-4SR」は高倍率レンズの採用が可能で、4K映像制作に対応するポータブルズームレンズ「UHDxs」シリーズの製品を搭載できるため、撮影の幅が広がります。具体的には、「CJ25e×7.6B」、「CJ45e×9.7B」、「CJ45e×13.6B」という高性能なズームレンズが搭載可能です。このため、広角から望遠まで、さまざまな焦点距離に対応した映像制作が実現します。さらに、12G-SDIに対応することで、4K映像の伝送も可能になり、撮影中の通信速度や映像質が向上します。

「U-4SR」は、放送業界におけるニーズに応じる形で設計され、生放送や映像収録を行う現場においても、そのパフォーマンスを発揮することが期待されます。今後の受注状況や市場の動向に注目が集まる中、キヤノンは「U-4SR」で新たな映像制作への道を切り拓けばとしています。これにより、リアルタイムでの放送やドキュメンタリー制作をよりスムーズかつ高品質なものにすることでしょう。キヤノンが誇る技術力が生かされた「U-4SR」に、今から心が躍ります。

詳しい情報や受注に関しては、キヤノンマーケティングジャパン株式会社に問い合わせることが推奨されています。これから投入される「U-4SR」が映像制作の現場にどのような影響を与えるのか、ますます目が離せません。


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会社情報

会社名
キヤノン株式会社
住所
東京都大田区下丸子3-30-2
電話番号
03-3758-2111

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