日本初!Wi-Fi7センシング機能を備えたHUAWEI製APが登場
株式会社ビーマップが、2025年6月2日に日本初のWi-Fi7センシング機能を搭載したHUAWEI製アクセスポイントを発売することが発表されました。この新製品は、東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン 2025」での展示も予定されており、注目を集めています。
Wi-Fiセンシング機能とは?
Wi-Fiの電波を利用して人や動物の動きを感知するWi-Fiセンシング機能は、IEEE 802.11bfという規格に準拠しています。この技術は、電波の揺らぎを測定することで、人や動物の有無を判断することができるものです。
従来の赤外線センサーやカメラでは死角が存在したり、設置コストが高いなどの問題がありましたが、Wi-Fiセンシングであれば、少数のアクセスポイントで広い範囲をカバーすることが可能です。また、映像を使用しないため、プライバシーの観点でも優れた選択肢となります。
製品の特徴について
新たに発売されるHUAWEI製アクセスポイントは、独自のアンテナとアルゴリズムチップの組み合わせにより、自己干渉を最小限に抑えたシングルポイント検知を実現しています。これによって、高度なセンシングが可能になり、他のデバイスを必要とせずに人の存在を認識できます。
特に、この機能を利用することで、住宅や会議室内での自動照明の制御が実現され、省エネに貢献できます。さらに、在宅不在を感知する見守りサービスへの応用も期待されています。将来的には、動作速度や体のポジション、バイタルサインの検知など、さらなる発展が見込まれています。
データセンター構築の計画
ビーマップは、HUAWEI社との協力により、日本国内にデータセンターを構築し、アクセスポイントから取得されたデータを安全に処理します。これにより、ユーザーは安心して新技術を利用できる環境が整います。
HUAWEI社について
HUAWEI(華為技術有限公司)は、広東省深圳市に本社を置く通信機器の大手企業です。ICTやクラウド技術、デジタルパワーなど幅広い分野で製品を展開しており、Wi-Fi関連の特許も多数保有しています。今回のWi-Fiセンシング技術でも、独自の技術により他社を圧倒しています。
今後の展望
ビーマップは、2025年6月2日からのWi-Fi7センシングアクセスポイントの発売を強調しています。このアクセスポイントは、従来のWi-Fi機器と同様のコストで、Wi-Fiセンシング機能も提供します。
また、関連するデータセンターの構築が2025年夏に進む予定で、より多くの利用用途に応えることができると考えられています。
コメント
ビーマップの社長、杉野文則氏は、HUAWEI社との協力により、日本初のWi-Fi7センシング機能がついに実現されることを強調しました。宿泊施設や工事現場での安全性向上、高齢者の見守りなど、多様な活用方法に期待が寄せられています。彼は「この技術を用いて、安心・安全を提供し続ける」と今後の展望を語りました。
この新しいテクノロジーは、私たちの生活を変える可能性を秘めています。今後の展開が非常に楽しみです。