竹虎がロンドンで開催した特別イベント – 五感で味わう竹の魅力とは
2026年8月18日、イギリス・ロンドンにて、日本の竹製品を手がける老舗企業、竹虎(運営:株式会社山岸竹材店)が「ハンドリングセッション」を実施しました。創業から132年を迎えた今回のイベントでは、同社の代表取締役社長、山岸義浩氏自らが参与し、参加者に竹の素晴らしさを五感で体験してもらう趣向を凝らしました。
ジャパン・ハウス ロンドンで行われたこのセッションには、多くの参加者が訪れ、竹を使用したさまざまなアイテムが用意されました。特に、7月から実施中の特別展示『土佐虎斑竹』に合わせたものであり、竹の新たな魅力を楽しもうという意図が込められています。
竹を感じる全10パートのプログラムに注目
このイベントは、竹の特性を理解し、より深く楽しむための全10パートから成り立っています。参加者は、ただ見るだけでなく、竹を手に取り、その質感を直接観察し、耳を澄ませてその音を感じることができました。一つひとつの竹の性質や表情を体感することで、竹の本質や日本文化と楽しさを直接体験しました。このセッションでは「竹はどのように生活に溶け込んでいるのか?」という問いが投げかけられ、参加者たちは竹との新しい関係を築く機会を得ました。
竹の多様な側面を探索
竹には硬さと柔らかさ、鋭さとやさしさ、しなやかさや軽やかさが共存しています。完成した竹製品を見るだけではなかなか気づきにくいこれらの特性を、実際に手にして感じることが、このハンドリングセッションの目標の一つでした。竹虎の職人が受け継いできた技術や経験を基に、竹の魅力を伝える時間は、参加者にとって新たな驚きや発見に満ちていました。
文化の架け橋としての竹
この機会に特に印象的だったのは、竹という素材が国や文化を超えて人々を結びつける力を持っていることです。それぞれの参加者が手にした竹から感じ取った好奇心や感動が、国境を越えた交流を生み出す瞬間となりました。数十年前、BBCが初めて虎竹の里を取材したのが、気づくきっかけとなったこの交流。山岸社長は、その場で日本の竹について説明しながら、文化と技術の橋渡しをする重要性を改めて感じたそうです。
次なる目標はハンガリーへ
ロンドンでのイベントは、竹虎にとって新たな挑戦のスタート地点です。次に目指すのは、ハンガリー・ブダペストで開催される「ブダ民芸祭」。世界中から集まる伝統工芸の職人たちと共に、竹の素晴らしさを届け、さらなる交流を図る予定です。これからも、竹虎は日本の伝統文化とその魅力を盛り上げる活動に注力していくでしょう。
まとめ
132年間、竹と向き合い続けてきた竹虎は、その技術や知恵を活かし、国内外で日本の竹の魅力を広める活動を続ける考えです。ロンドンから始まり、ブダペストへと広がる竹の旅は、たくさんの人々に竹の楽しさを伝える貴重な機会となることが期待されています。これからも竹を通じて、私たちの文化や生活を新たな形で伝えていく竹虎の挑戦に注目です。