ヘラルボニーが銀座に常設店舗をオープン
株式会社ヘラルボニーは、2025年3月15日(土)に東京・銀座に新たな常設店舗「HERALBONY LABORATORY GINZA」をオープンすることを発表しました。この店舗は、障害者アートに特化したギャラリーとショップを兼ね備え、来場者に新たな体験を提供することを目指しています。
「異彩を、放て。」が掲げる理念
ヘラルボニーのミッションを象徴する「異彩を、放て。」は、障害に対する価値観を変えることを目的としたアクションを通じて、新たな文化を創造していくことを意味しています。銀座という歴史的かつ文化的な背景を持つ地において、作家と作品との出会いが生まれることで、訪れる人々の視野を広げ、障害に対する従来のイメージを刷新する瞬間を提供します。
店舗の特徴
「HERALBONY LABORATORY GINZA」は、ショップとギャラリーが併設されたスペースです。ショップ内には、ヘラルボニー契約作家のアトリエが設置され、来場者は実際に作家が創作する様子を目にすることができます。このような体験を通じて、訪れる人たちは障害者アートへの理解を深めることができるでしょう。
一方、ギャラリーではアートの展示販売だけでなく、様々な企画展も予定されています。これにより、ヘラルボニーの活動がより多くの人々に知れ渡り、社会全体で障害への理解と受容が進むことを期待しています。
オープンに向けた準備
店舗の所在地は東京都中央区銀座2丁目5−16、銀冨ビル1Fです。オープンに先立ち、店舗ではオープニングスタッフの募集も行っており、興味のある方は公式採用サイトをチェックすることができるようになっています。
『異彩の日』の意義
1月31日は一般社団法人日本記念日協会によって新たに『異彩の日』として認定されました。この日を通じて、ヘラルボニーは障害者の価値を見直し、社会全体で多様性を受け入れる姿勢を広めていきます。SNSを通じて「#異彩の日」とともに、自分たちの周りの多様性について考え、意見を発信するプロジェクトも行っています。
地域への思い
ヘラルボニーの共同代表である松田崇弥氏と松田文登氏は、銀座への出店が夢であると同時に、大きな挑戦であると述べています。これまでの経済的成功にとどまらず、地方発のブランドとして新たな価値を社会に提供することで、障害者とその支援に新しい風を吹き込むことを目指しています。
このように、ヘラルボニーはアートを通じて地域社会に貢献しながら新たな歴史を築こうとしています。2025年のオープンを楽しみに今後の展開に注目したいですね。