アドビが山形で開催したデザインワークショップの全貌
2023年8月20日、アドビ株式会社は山形市にて、「まちの広作室 in やまがた」というデザインワークショップを開催しました。このイベントは、山形市と共同で行われ、主に地域の店舗を運営する方々を対象にしたもので、参加者たちはアドビのデザインツールである「Adobe Express」を用いて、広報物の制作スキルを学びました。
このワークショップは過去に東京や他の県でも行われており、多様な地域の関与が期待されています。今回は特に山形市内のラーメン店7店舗から10名が参加し、SNS画像やチラシ作成に焦点を当てていました。
ワークショップの目的と背景
山形市のブランド戦略課の高橋氏は、挨拶の中で、山形市がラーメンの消費額で2年連続日本一であることに言及しました。高度な食文化がありながらも、広報活動においては各店舗の特徴をアピールするのが難しいと説明しました。「山形市のラーメンの多様性を強みとして、今回のワークショップを通じて各店舗が独自の魅力を発信できるようになって欲しい」との思いが込められていました。
アドビの吉原氏も、デザインの力で店舗の広報活動を支援したいという意図を述べ、ビジュアルコミュニケーションによる効果的なアプローチが期待されていることを強調しました。
Adobe Expressを使ったスキル習得
今回のワークショップの講師はイラストレーター・キャラクターデザイナーの北沢直樹氏でした。北沢氏は初めに「Adobe Expressがどれだけ便利かを実感してもらいたい」と語り、参加者に操作を教えました。
Adobe Expressは豊富なデザインテンプレートが用意されており、ラーメンメニューや観光客向けメニューなど、様々なビジュアル素材を簡単に作成することができます。特に、食の多様性を表現するためのメニュー作成が簡単で、各店舗のクリエイティビティが発揮される素地が整っていることが紹介されました。
生成AI機能の体験
さらに、Adobe Expressには生成AI機能も搭載されています。参加者たちは、「生成塗りつぶし」や「テキストから画像生成」を実際に体験しました。特にオブジェクトを削除する機能を使用した際には、その生成クオリティの高さに会場から驚きの声が上がりました。参加者たちは、ラーメンの丼や店内の不要な要素を取り除くことができ、広報活動における新たな可能性を実感しました。
今後の展開
アドビは今後も「まちの広作室」を通じて、日本全国の様々な店舗や企業の広報活動に対する支援を行う意向を示しています。また、多忙な経営者でも手軽にデザインを行えるよう、Adobe Expressの普及にも努めるとしています。このような取り組みを通じて、地域の商業活動の活性化に貢献することでしょう。
Adobe Expressについて
Adobe Expressは、誰でも簡単にSNSコンテンツやチラシ、動画などを作成できるデザインツールです。最新の生成AI機能を搭載しており、商業利用にも安全に使用できます。デザインの楽しさと便利さを手に入れたい方々にぴったりのツールです。
市の魅力
山形市の自然や文化が魅力的であることも忘れてはいけません。着実に観光業の振興も進められており、観光名所としての価値も高まっています。このように、地域と企業の協力があってこそ、より良い未来が見込まれます。