インフキュリオン、XardにETCカード発行機能を追加
株式会社インフキュリオンは、2025年7月より、同社の国際ブランドカード発行プラットフォーム「Xard」において、新たに「ETCカード発行」サービスをスタートします。このサービスは、特に法人顧客にとってのコストと業務効率の向上に寄与するものです。
Xardとは?
「Xard」は、低コストで簡単にJCB/Visaカードを発行することを可能にするプラットフォームです。この仕組みによって、バーチャルカードやフィジカルカードの発行がAPIを通じて迅速に行えます。今回追加されるETCカードは、従来のカード発行システムの課題を解決します。
ETCカードの独自発行が可能に
これまでETCカードの発行にはクレジットカードとのリンクが必須でしたが、Xardを使用することで、ETCカードを単体で発行できるようになります。これにより、発行コストの削減が実現し、カード年会費や発行手数料が軽減されるのです。特に、多数の車両を所有する運送業者や法人にとって、大きなメリットとなります。
柔軟な発行上限
インフキュリオンでは、ETCカードの発行に関して、個人または法人に対する上限を設けていません。このため、必要な枚数だけ発行することができ、運送会社やさまざまな業種の企業に対してニーズに応えられる仕組みです。
詳細な利用情報の提供
ETCカードでは、利用日や金額はもちろん、割引内容、入口・出口のインターチェンジ情報、車両番号、通過時刻など、詳細な利用情報を提供します。これにより、企業は車両の走行状況や経費を効率的に管理することが可能です。
賛同または導入が進む動き
今回、株式会社LayerXが提供する法人向け「バクラクビジネスカード」においても、XardのETCカード発行機能が導入されることになりました。この連携により、LayerXはXardの技術を活用し、法人顧客へのサービス提供を一層強化していく方針です。
インフキュリオンの未来への展望
インフキュリオンは、これまでにも金融サービスにおいて新しい価値を提供することを目指してきました。「Xard」のETCカード発行機能を通じて、さらなるサービスの充実と、顧客体験の向上に努めていくことでしょう。これにより、法人及び個人のさまざまなニーズに柔軟に対応し、決済の利便性を高めていく考えです。
結論
インフキュリオンのXardによるETCカード発行サービスは、従来の発行方法の制約を解消し、新たなビジネスチャンスを提供するものです。これからの2025年のサービス開始に向け、業界にどのようなインパクトを与えるのか、注目です。