岩手県のアベヤス、一関信用金庫との業務提携を発表
2024年7月25日、岩手県北上市に本社を構える株式会社アベヤスは、一関信用金庫と業務提携を正式に締結しました。この提携により、アベヤスは中小企業の持続可能な成長を促進するためのESG経営と、デジタル化(DX)の推進に対して伴走型の支援を行うことになります。
提携の背景と目的
近年、企業のESG経営への関心が高まり、特に中小企業は様々な課題に直面しています。人手不足やデジタル化の遅れ、債務超過や後継者不足といった問題は、企業の成長を妨げる要因となっています。これらの課題を解決することは、日本経済全体の安定と発展にとっても重要です。
アベヤスと一関信用金庫は、中小企業向けにESG経営を推進し、経営手法や事業内容の改革を通じて環境への影響を明確に可視化します。これにより、地球環境に優しい経営への移行を手助けし、従業員の健康や安全を確保するための働きやすい環境の整備を目指します。
ESGとは何か
ESGとは「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を取ったものです。企業のESG経営への取り組みは、持続可能な発展を実現するための基準として重要視されています。
現在、世界中でESG投資が進み、日本国内でも企業に対し情報開示の義務が増えています。特に、プライム市場に上場している企業は、世界基準に基づく情報開示を求められるようになりました。その結果、サプライチェーンに属する中小企業もESG経営の実現が求められています。
株式会社アベヤスについて
アベヤスは1923年に創業以来、地域の企業や学校、自治体へ向けて、オフィス環境に必要な商品やサービスを提供してきました。現在、ICTやIoTの導入支援、デジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)、SDGsに対応した次世代のオフィス設計、及びオフィス家具やOA機器などの販売を行っています。
また、アベヤスは健康経営のプロモーションも行い、地球に優しい製品やサービスを通じて安全な働き方を実現する支援をしています。特に、今後は岩手県中小企業向けに情報通信機器の提供や活用支援を強化し、企業の利益に貢献していく方針です。
「モノの提供」から「デジタル化支援」へ、経営改善や事業の継承など現代のニーズに即した支援を展開していく新たなビジョンを持つアベヤスと一関信用金庫の提携が、地域経済の発展に寄与することを期待しています。